石田 衣良 『6TEEN』2009/11/25



直木賞を受賞した『4TEEN』から2年後を描いたのが、この『6TEEN』です。

仲良し4人組が月島中学校を卒業し、それぞれ違う高校に通っています。でも、やっぱり4人は仲良しです。
主人公のテツローはあまり優秀ではない隣町の都立高へ通っています。
ダイは誰の子がわからない子を妊娠して産んだユウナとその子と一緒に暮らしており、日中は築地で働き、テツローと同じ高校の定時制へ行っています。
ジュンは東京一の進学校、開城学院へ、そして人より早く年をとるという病気にかかっているナオトは金持ちのカトリック系私立高校へ通っています。
彼らの集まる場所は、佐知ばあがやっているきたないもんじゃ屋「ヒマワリ」。
女の子とのことがあり、見知らぬおじさんと仲良くなったり、中学校の時の友人の死があったりと・・・。
こんな仲間がいればいいなぁと思える内容ですが、本当の男の子はどうなんでしょう?
16歳ってこんなもんでしょうか?
 
『4TEEN』の内容をもう覚えていませんが結構気に入っていました。
でも『6TEEN』はそれほどいいなとは思えませんでした。私が16歳からもっと遠くなってしまったからかしら?