アリス・キンバリー 『幽霊探偵と呪われた館』2010/01/20

ミステリ書店を経営するペネロピーと1949年に死亡した私立探偵ジャックの幽霊が活躍するミステリ書店・シリーズの五巻目です。
今回はオカルトチックです。
が、残念ながらしばらく読み進むと、ネタが知れてしまいます。


幽霊屋敷だと言う噂のある豪邸に住む老女、ティモシア・トッドへ本を届けに行ったペネロピーとジャックは、屋敷の中で彼女の死体を見つけます。
何か恐ろしいものを見てショックを受け、死んだようです。
一体彼女は何を見たのでしょうか。

ティモシアの豪邸の相続人に指定されたのは、赤の他人の郵便配達員、シーモアでした。
彼が喜び勇んで館に移り住むと・・・。
フェンスにはフラ・ダ・リを囲む五芒星、床には魔方円。
夜中になると、女のすすり泣き、針の止まらない大時計、繰り返し響いて重なり合う轟音、中年男性の幽霊…。
本当にこの屋敷には幽霊がいるのでしょうか?
 
これ以上書くと、すぐに犯人がわかってしまうので止めます。
ミステリーとして読むより、私は幽霊ジャックとペネロピーの会話がおもしろいので、毎回買っています。
え、幽霊と人間が会話をするのがおかしいって。
ジャックの姿はペネロピーには見えないのですが、頭の中で声を出さずに会話できるんです。
そして、何故か夢の中でだけペネロピーにジャックの姿が見えるんです。

コージー・ミステリーですから、いろいろとありです。 

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