『パリへ渡った「石橋コレクション」』@ブリヂストン美術館 ― 2012/01/15

1962年5月4日~6月24日、ブリヂストン美術館所蔵の絵画50点が海を渡り、フランス・パリで展覧会が開かれました。
展示された絵すべてが今ブリヂストン美術館にはあるわけではありません。ないものはパネルで展示されています。
フランスでの展覧会は大好評で終わりました。
展覧会を行っている間に日本では知られていなかった「洗い(ニス焼けで黄褐色に変化した油彩画の表面を洗浄する修復)」を何点かの絵画に施したそうです。
当時の記録フィルム(10分)が上映されており、そこに当時の様子が紹介されています。
ブリヂストン美術館はいつ行ってもゆったりと絵が見られます。絵を見るのにほどよい広さの部屋があり、入場者もそれほど多くないからです。
だからとってはなんですが、所蔵作品がよくないというのではないのです。
ピカソ、コロー、セザンヌ、ルノアール、モネなどそうそうたる画家の作品があります。
セザンヌなど、私はいいとは思ってはいなかったのですが、ここにある作品は好きです。ゴーガンはタヒチに行く前の作品でしょうか。性格は嫌いですが、と言っても実際はどうかわかりませんが、絵は上手い(あたり前ですが)と思います。
何回か来ているのに、見ていなかったのが第三室です。
この部屋には紀元前のシュメールやエジプト、ギリシアの彫像や陶器などが展示されています。
古いものに囲まれると、私は寒気を感じてしまいます。何やら昔の人の怨念というのでしょうか、念みたいなものを感じてしまうんでしょうか?
『牧神の午後』でニジンスキーが参考にしたという絵のついた壺なんかもあります。
何千年も経っているのに、このような完璧な形で残っていることに驚異を感じずにはいられません。(それと同時によく略奪してきたなとも思いますが・・・)
今回もルオーの絵が心に残りました。
ルオーは『ピエロ』と『裁判所のイエス』が展示されています。
展示された絵すべてが今ブリヂストン美術館にはあるわけではありません。ないものはパネルで展示されています。
フランスでの展覧会は大好評で終わりました。
展覧会を行っている間に日本では知られていなかった「洗い(ニス焼けで黄褐色に変化した油彩画の表面を洗浄する修復)」を何点かの絵画に施したそうです。
当時の記録フィルム(10分)が上映されており、そこに当時の様子が紹介されています。
ブリヂストン美術館はいつ行ってもゆったりと絵が見られます。絵を見るのにほどよい広さの部屋があり、入場者もそれほど多くないからです。
だからとってはなんですが、所蔵作品がよくないというのではないのです。
ピカソ、コロー、セザンヌ、ルノアール、モネなどそうそうたる画家の作品があります。
セザンヌなど、私はいいとは思ってはいなかったのですが、ここにある作品は好きです。ゴーガンはタヒチに行く前の作品でしょうか。性格は嫌いですが、と言っても実際はどうかわかりませんが、絵は上手い(あたり前ですが)と思います。
何回か来ているのに、見ていなかったのが第三室です。
この部屋には紀元前のシュメールやエジプト、ギリシアの彫像や陶器などが展示されています。
古いものに囲まれると、私は寒気を感じてしまいます。何やら昔の人の怨念というのでしょうか、念みたいなものを感じてしまうんでしょうか?
『牧神の午後』でニジンスキーが参考にしたという絵のついた壺なんかもあります。
何千年も経っているのに、このような完璧な形で残っていることに驚異を感じずにはいられません。(それと同時によく略奪してきたなとも思いますが・・・)
今回もルオーの絵が心に残りました。
ルオーは『ピエロ』と『裁判所のイエス』が展示されています。

この『ピエロ』の絵はいつのまにか私の中では小さい絵として認識されていましたが、実際は大きい絵なのです。どうして小さいと認識していたのでしょうか。不思議ですね。
前回は仕事を終わった後のピエロの悲哀と思ったのですが、今回は違いました。
いい絵は見るたびに違った印象を与えますね。
ピエロの自分の内面に深く入って行っているような表情が好きです。
Tearoom Georgette( ティールーム ジョルジェット )には入りませんでしたが、次回はゆっくりとお茶したいと思います。
震災後閉店が18時になったと聞いていたのですが、まだ18時までなのですね。金曜日ぐらいは閉館する20時までやって欲しいものです。
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