坂木司 『ホリデー・イン』&『僕と先生』2014/06/29



記憶力が今一の私なので、読んで2年以上も経っているので、覚えているのは主役たちとジャスミンさんぐらいかな・・・。

登場人物のそれぞれの物語を読んで思ったのは、やっぱりジャスミンさんは素敵。
「いい脚のジャスミン」と書いてあるのだけれど、何故かマツコデラクッスみたいな人を想像してしまいました。
ア、痩せたマツコさんでいいかぁ。

「自己満足でも、代償行為でもかまわない。やらない偽善よりは、やった偽善の方が素敵に決まってるもの」

「素敵な靴が、素敵な場所に連れて行ってくれるならーー」
「新しい靴は、新しい場所にあなたを連れて行ってくれるはずよ!」

「ちゃんと悩んだ道なら、間違いなんてひとつもない。あたしは、そう信じている」いえ、信じたい。

新しい靴でも買いましょうかね。



先生と僕』の続編です。

前作では大学生二葉(僕)に中学生隼人(先生)が人の死なないミステリー小説の内容を説明しているのが楽しみのひとつでした。
今回はミステリー小説はでてきますが、それほど重きが置かれていません。
紹介されている本も珍しいものではなく、定番ものです。

大学の「推理小説研究会」に嫌々入った二葉ですが、やっと研究会にも慣れてきたようです。
イケメン隼人の顔を見たい研究会女子たちに無理やり隼人をバーベキューに誘わされ、「推理小説研究会」の仲間に紹介させられてしまいます。
そこで起こる謎を解くのが隼人君。

大学生より中学生の方が優秀ってどうなの?
私は隼人を頼る二葉君の行く末が心配です。

二葉の成長物語としてこのシリーズは進んでいくのでしょうか?
私としては次の題名がどうなるのか興味があります。
『先生と僕』→『僕と先生』→『?』
予想してみましょうか。