貫井徳郎 『灰色の虹』2014/09/02



内気で人とうまくせっすることのできない江木雅史は、やっとできた恋人との結婚にささやかな幸せを願っていました。
しかし、覚えもない上司殺しの罪で刑務所に入れられ、彼の人生は滅茶苦茶になってしまいます。
出所後、彼は彼を冤罪に陥れた者たちへの復讐を始めます。

たった一人の現場近くで見たという目撃証言だけで有罪になるなどということはありえないと思います(思いたい)。

冤罪になった江木と家族の無念さに心が痛みます。

警察の取り調べを受けたことがありませんので、本当にあんな高圧的な態度でやられるのですか?
やられるんでしょうねぇ。
普通の人なら萎縮してしまって、何も言えなくなってしまうと思います。
一旦警察に目をつけられると、無実を言い張ることは相当大変なんですねぇ。
これからも警察と縁のない暮らしをしていきたいと思います(笑)。

とにかく、最期までおもしろく読めるお勧めの本です。




長時間、散歩に行ったのにもかかわらず、部屋の中を駆けずり回っていたわんこです。