ポール・アダム 『ヴァイオリン職人の探求と推理』2014/09/26

仕事から早く帰り、わんこを散歩に連れて行きました。


わんこは相変わらずのはしゃぎっぷり。
暑くても季節は確実に秋に変わっています。



イタリアのヴァイオリン職人のジャンニが友人たちと月に一度の弦楽四重奏を楽しんだ夜に、同業者で四重奏の仲間であるトマソが何者かに殺されてしまいます。
彼は前の週にイギリスに行っており、”メシアの姉妹”と言われているストラディアリを探しているようでした。
四重奏仲間で刑事のアントニオから、ジャンニがヴァイオリンのことをよく知っていることから頼まれて、一緒に捜査をすることになります。

ヴァイオリンに関する薀蓄がたくさんあり、「なるほど~」と思いながら読み進みました。
出てきたヴァイオリンの収集家が、自分で弾きもしないのに、金銭的価値があるからヴァイオリンを集めるという気持ちがわかりませんでした。
せめて貸し出しをして、上手いヴァイオリニストに弾かせてもいいんじゃないですか。
楽器は弾いてなんぼのもんですからね。

この本の中に書いてあったのですが、ブラームスって作曲の憂さ晴らしに書斎の窓から野良猫に銛を投げていたって本当ですか?

音楽関係でミステリーなんてあまりないようなので、シリーズにしてもらいたいです。
難しいかしら?