誉田哲也 『武士道ジェネレーション』2015/08/07

武士道シックスティーン』から『武士道セブンティーン』、そして『武士道エイティーン』ときて、それで終わりだと思っていたのですが、なんと、続きがでました。


早苗も香織も大学を卒業して、それぞれの道を歩き始めました。

早苗は足をけがして以来、剣道から遠ざかっており、母校の事務員として働いています。
そして、めでたく警官で剣道が強い充也と結婚することになります。
香織はなんとか大学は卒業できたのですが、全く就職する気はなく、桐谷道場の桐谷先生が病気になったのをいいことに、押しかけ師範代になってしまいます。
桐谷先生は自分の代で道場を閉鎖すると言っていました。
香織は充也と桐谷道場を残すために早苗に内緒で過酷なあることをすることにします。

女でありながら武士道を目指す香織。
今や彼女にとって試合に勝ことはささいなことになっています。
彼女が目指そうとしているのは一体どんなことなのか。
日常生活に疎い彼女ですが、恰好いいです。

この本の中で頷ける言葉がありました。

「人の一生は、死ぬまでの暇潰しである」

桐谷先生が言ったことばです。
だから、「なぜ生きるかではなく、どう生きるのか、誰のために生きるのか」が大事だというのです。
戦いなら、「なぜ戦うのかではなく、どう戦うのか」。
「なぜ」を考え始めると、答えが永遠にわからなくなりますが、「どう」を考えると答えがでてきますね。

誉田さんのミステリ作家とは違った別の面を見られる本です。
是非、四冊読んでみてください。


仕事がなくて体調がいい日はブラブラと町歩きをしています。
阿佐ヶ谷で七夕祭りをしているというので行ってみました。
鍼のセンセイの知り合いもわざわざ行くそうです。
有名なのかしら?


狭い商店街に大きな七夕飾りがぶら下がっています。
お店の前でフランクフルト、から揚げ、飲み物などを売っています。
大きい張りぼてのかわいいキティちゃんがいました。


各お店で作っているのでしょうか。


夜になると人がもっと増えて歩くのも大変です。
早々に引き揚げてきました。

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