美味しい映画2021/08/07

美味しいお料理とお菓子を扱った映画を紹介します。どちらもヨーロッパの国の人種の多様性がよくわかる映画です。
(少しネタバレあり)


代々料理人の家系で、英国統治時代には軍の料理人をしていたパパの一家は、ムンバイでインド料理店を経営していました。
ところが選挙で暴動が起こり、レストランが燃やされ、すべて灰になってしまいます。
運試しということで、一家はヨーロッパに渡ることにします。
次男のハッサンは亡くなった母親から料理を習い、スパイスの使い方には天才的なものがあります。最初はイギリスのヒースロー空港の近くで料理の勉強を続けますが、彼曰く、イギリスの野菜には魂がない、大陸は違うのではないかということで、一家は大陸に渡り様々な国の野菜を食べまわります。
フランスに辿り着いたところで車が故障してしまい、通りがかったマルグリットに助けられます。

パパは早々にホテルの近くにある売り家に目をつけます。
パパの後をつけていたハッサンは30フィート離れたところにレストランがあるから、ここでレストランをやるのは無理だ、フランス人はうちの料理は食べない、兄と相談しようとパパに言いますが、パパは言うことを聞かず、その家を買ってしまいます。

パパが買った家の前に、ミシュランの1つ星を持つフレンチレストランがありました。オーナーはマダム・マロリーと言い、マルグリットはこのレストランで副料理長として働いていました。
マダム・マロリーはパパのレストランはどうせすぐに潰れるだろうと思っていましたが、わざわざ偵察にいき、辛辣な嫌みを言いつつもメニューをちゃっかり持っていきます。

開店当日、市場に行き、必要な食材を買おうとすると、食材はすべてマダム・マロリーに買い占められており、仕方なく隣町まで買いに行く始末。
どうにか開店しても、お客はやって来ません。
パパはガッカリしつつも、インドの衣装を着た娘を入り口に立たせ、呼び込みをさせます。
マダム・マロリーのレストランは扉が開くたびに、大音量のインド音楽が聞こえ、雰囲気も何もかもが台無しです。
マダムは町長に苦情書を提出し、町長はパパに音楽のボリュームを下げないとレストランは閉鎖だと告げます。
それ以来、マダム・マロリー対パパの争いが勃発。

マダムのレストランに鳩好きの大臣が来ると知ったら、鳩を買い占め、マダムはマダムでパパたちのいたらないところを探し、町長にチクり…。
マダムとパパの争いはだんだんとエスカレートしていきます。
そしてとうとう大変なことが起こります。

マダムとパパがいいコンビです。途中から二人の関係が変り、いい雰囲気になります。もちろんハッサンとマルグリットもね。

とにかくこの後、色々とありますが、美味しいものは国境を越えても美味しいということで、笑。


のっけからの俯瞰撮影されたロンドンブリッジの風景が美しいです。ロンドンに行きたくなりますわ。

イザベラとサラはベーカリーの開店準備で忙しくしていました。しかしサラが事故で亡くなってしまい、パティシエがいなければ店は開けません。どうしようかと悩むイザベラ。

バレリーナをしているサラの娘のクラリッサはボーイフレンドと上手くいかなくなり、居場所をなくし、祖母のミミのところに転がり込みます。
母親のベーカリーが気になり、イザベラに一緒にやろうといいますが、イザベラはパティシエがいないことにはどうしようもないと諦めていました。
クラリッサはミミに資金を援助してもらえないか頼みます。
始めは反対していたミミですが、サラの望みを叶えるために、ベーカリーを一緒にやることにします。

シェフを探しますが、ぴったりくる人は来ません。そこに製菓学校の仲間でサラの元ボーイフレンド、ミシュランの2つ星の店で働いているマシューが面接にやって来ます。彼の作った二種類のケーキを食べ、ミミとイザベラは彼を雇うことにします。
マシューはイザベラも厨房に入るように言いますが、イザベラは自信がないので断ります。しかしマシューは君もサラのようにできると励まします。

店の名前はサラにちなんで、「LOVE SARAH」。
しかし開店してもお客は誰もやって来ません。

そうこうするうちにミミは、ロンドンは世界で一番の多文化の街、国際人の住む都市であることに気づき、店で故郷を思い出させるお菓子を作って売り、店をそういう人たちの「第二の故郷」にすることを思いつきます。
マシューとクラリッサはお客さんたちにリサーチを行い、店の前に「故郷のお菓子をつくります。ご相談ください」という張り紙をし、インスタにお菓子の写真を載せます。

少しずつお客さんが来るようになったある日、日本人女性から抹茶ミルクレープを頼まれます。マシューと一緒にミルクレープを作るイザベラ。
いつしか二人は心を通わせるようになりますが、イザベラはマシューの他の店との契約書を見てしまいます…。

ベーカリーの向かいに住んでいる老紳士で奇人のフェリックスさんがいい味出してます。彼は発明家ですが、ミミにお花を贈ったり、オペラに誘ったりして、意外とロマンチックです。

お話自体はまっとうで、ハッピーエンドに向けてまっしぐらです。
唯一の謎は抹茶ミルクレープが日本の味かと疑問に思いますけどね、笑。
やっぱり餡子を使った和菓子でしょう。
監督かどなたかが日本に行って、ドトールかどこかの喫茶店でミルクレープを食べて美味しいと思い、これぞ日本の味って思ったのかしら?

美味しそうな各国のお菓子が食べたくなる映画です。
日本のケーキ屋さんの方がもっと素敵と思うかもしれませんけど…。

そろそろインド料理屋とかケーキ屋に行って食べてみたいですが、まだ無理ですねぇ。しばらくは映画を観て我慢しますわ(泣)。