映画版「くろねこルーシー」&「犬飼さんちの犬」2022/02/02

「くろねこルーシー」と「犬飼さんちの犬」の映画版がありました。
ドラマとどう違うのかと観てみました。


鴨志田陽は自分の道を決めたはずなのに、性格の弱さが出て、家出しているようです。母親の命日に墓参りに行ったのですが、妻と子供たちが来たので墓の陰に隠れます。
妻の美紀はそれに気づき、わざと大きな声で陽に聞かせるように、子どもたちに陽と彼の父親のことを話します。

30年前、賢はリストラされ、脱サラして占い師になり、ボウリング場の一角で占っていました。しかし、口下手で人の顔を見て話せないような性格ですから、はっきりと占いの結果を伝えられるはずもなく、お客がつかず、一ヶ月の稼ぎはショバ代にもなりません。
そんな頼りにならない賢を妻の幸子は家から追い出します。そのため賢は安いアパートで一人暮らしをしています。

ある日、アパートの前にいた二匹の生まれて間もない黒猫をカラスから守るために部屋に入れます。
この子猫たちは行方不明になったルーシーという黒猫の子どもでした。
実は賢は黒猫が大の苦手。というのも黒猫は魔女の手先で不吉だという迷信を信じているからです。
仕事に行かなければならず、黒猫たちを家で預かってもらおうと連れて行きますが、陽は父親の顔を見るとすぐに窓の鍵を閉めてしまいました。
仕方なく賢は黒猫たちをカバンに入れ、仕事場に連れて行きます。

しばらくはペットショップ店員が猫たちを預かってくれましたが、店長に見つかり、預かってもらえなくなります。
やむを得ず賢は猫たちを仕事場に連れて行きます。
その日、たまたまやってきた男に占った馬番が当たって、それから賢の「くろねこ占い」は有名になり、沢山のお客がやって来るようになります…。

鴨志田賢役の塚地武雅さんが冴えないけど心根のいいおじさんを上手く演じています。彼の体型や雰囲気が役に合っていたのでしょうね。
奥さん役が安めぐみさんで、ドラマの人とは違い、急に美人になりビックリしました、笑。

たわいのない、これといった山場のない映画ですが、何も考えずに見る映画としてはお勧めです。


離島のスーパー、バスコダガマに勤める犬飼保は単身赴任で、毎朝ネットカメラを通して東京にいる家族と朝ごはんを食べるのを日課にしていました。

バスコダガマでは島ヶ﨑で獲れる「島待草」を使った「島石鹸」を売り出し、好評を博していましたが、会長の息子で島ヶ﨑店の店長・蓮田喜一郎が原材料を薄めて水増し生産をしたため、客からクレームが殺到します。
クレーム処理のため保と部下の鳥飼カエデは東京本社に出張となり、保は一年ぶりに家族に会えることになります。

ところが家に帰ると、出迎えたのは大きな白い犬。
なんと家族は保に内緒で犬を飼っていたのです。それもサモンという名のサモエドという大型犬を。
実は保は犬が大の苦手でした。
家に帰っても家族はサモンに夢中で、保は疎外感を抱きます。
妻の潤子によると、保が単身赴任の間、家族は何か新しいことを始めることにし、たまたま息子のが犬を飼うことだったと言うのです。
それを聞き、犬に慣れようと決心する保でした。

島石鹸のクレームも一段落しましたが、売り上げは回復しません。
石鹸の代わりにサプリメントを作ってはどうかと保は提案します。
CMにサモンと保が出て、サプリメントは大ヒット。
保は今度は島ヶ﨑店の店長として、また島へ赴任することになります。

保役の小日向さんの困り果てた、サモエドのような笑い顔が印象的な映画でした。
でもねぇ、お父さんが犬、苦手なことを知っていて、飼うかなぁ。それが唯一納得がいきませんでした。
変ったペットショップの店員・芝二郎こと佐藤二朗さんの主演するテレビドラマ&映画があるそうなので、次に見てみることにしました。

猫も犬も、動物はみなカワイイです。
猫好きや犬好きなら必ず楽しめる映画です。


お菓子は食べないぞといいながら、届いたお菓子です。


これを食べたら、終わりにしようとは思うのですが…。
スイーツは止められません。