ピーター・スワンソン 『アリスが語らないことは』 ― 2022/02/21
話題になった『そしてミランダを殺す』から翻訳された三作目の作品です。

大学卒業を間近に控えたハリー・アッカーソンはアリスからの電話で父のビルが亡くなったことを知らされます。
ビルは岸壁の遊歩道を散歩中に足を滑らせて転落したというのです。
アリスはビルの後妻で、若く美しい継母でした。
ハリーはメイン州ケネウィックの実家に戻り、葬儀に出ますが、やって来た刑事に事件の可能性があることを伝えられます。
アリスから頼まれ、しばらく父の経営していた古書店の手伝いをすることにします。
しかしだんだんとハリーはアリスは何かを隠しているのではないかという疑念を持ち始めます…。
物語は十代のアリスの視点で語られる過去の章とハリーの視点でたどる現在の章が交互に出てくる構成です。
アリスの過去はよくある崩壊家族で、意外性は全くありませんでした。
とにかく倫理的に胸くその悪くなるような関係が出てきます。
ハリーがアリスに性的に囚われており、罠に捕らわれずにいてくれという思いで読み進んでいきました。
スワンソンは悪女がお好きなのかな?
「どんだけ自己中」という変な名前の食パン屋があるということで、コロナ禍前から行ってみたいと思っていたお店にやっと行って来ました。

とにかく紙袋が変っていて、持って歩くのがちょっと恥ずかしくなります。
偉そうに座っているおやじが…。
一押し食パンの「自己中の極み」と期間限定品「ブリオッシュバニラ」を買ってみました。
他に自己中アンサンブルのレーズン食パンとカツサンド、クロワッサンがありました。そのうち買ってみます。
平日は予約しなくても買えそうです。
焼いたばかりなので、袋に一緒に入れられず、二袋を下げて帰って来ました。
買った当日はそのままで、次からは焼いて食べた方がよいそうです。
今日はシチューなどを作って食べてみましょうかしら。
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