「イーディ、83歳 はじめての山登り」を観る ― 2022/08/12
コロナ禍で遠くに行く気になれないので、映画で綺麗な景色を見ることにしました。
題名の文句ばかり書いていますが、「はじめて」っていうのが間違っているみたいです。
イーディは結婚するまでお父さんと一緒にハイキングとかキャンプとかに行っていたみたいですから、もちろん山も登っていると思いますよ。
いくらなんでも山登りを一回もやったことのない人が80歳を越してやろうと思うとは思えませんよね。

(予告編)
イーディは30年間夫の介護をしてきた。
夫が倒れたのは、父からのハガキが来た時だった。
ハガキにはスコットランドのスイルベン山に一緒に登ろうと書いてあった。
結婚してからイーディは旅さえさせてもらえなかった。
そんな夫に初めて逆らって、父と一緒に行くと言ったら、喧嘩になり、夫が倒れ、歩行も会話もできなくなってしまったのだ。
それからすぐに父が亡くなったので、山に登ることはできなかった。
あれから30年が経ち、イーディが父からのハガキを見つけた日に、夫が亡くなった。
夫が死んでから三年後、家を売ることになる。
娘がイーディを老人ホームに入れようとしたからだ。
家を片付けていた娘がイーディの日記を読んでしまう。
日記には夫への不平不満と鬱屈したイーディの赤裸々な気持ちが書かれていた。
それを読んだ娘は怒り、「愛はなくても義務は果たした」と言うイーディを見捨てた。
馴染みのフィッシュアンドチップス屋でいつものメニューを頼んだ後、イーディが追加オーダーができるかと聞くと、店員が「Never too late, Edie」と答える。
この答えを聞き、イーディは父と登りたかったスイルベン山に登ることにする。
電車でインバネスまで行き、バスに乗り換えようとホームを歩いていると、若い男とぶつかる。
バスは四時間後。
たまたまバス停を通りかかった、さっきの若い男、ジョニーが車で送ろうと申し出る。
ホテルに行くと、予約は明日からで、その日は満室。
仕方なく、ジョニーの部屋に泊めさせて貰う。
ジョニーは登山用品店の店員だった。
イーディは昔の登山道具を使い、山に登ろうとしていた。
それを見取ったジョニーの同僚のマクローリンは、イーディがいい鴨になると思い、ジョニーをガイドとして雇うことを勧めてくる。もちろんマージンはいただく。
ジョニーとトレーニングを始めるイーディ。
イーディは負けず嫌いの頑固なおばあさんで、ジョニーの言うことを素直に聞こうとはしない。
ジョニーは苦戦し、二人は喧嘩を繰り返す。
しかし、だんだんと二人は心を通わせるようになる。
ジョニーに誘われ、お洒落をして飲みに行くと、マクローリンとジョニーの彼女のフィオナがやって来て、イーディをただの老女だと馬鹿にした態度を取る。
酒場でイーディは倒れてしまう。
疲れだと医師は言うが、イーディは自信をなくし、山登りを止めて帰ることにする。
ジョニーはイーディを送っていくが、「無理だと思っていたのに、なぜ希望を持たせたのか」と迫るイーディに激怒し、途中で自転車と彼女を車から下ろす。
イーディは自転車に乗り走り出すと、後ろからジョニーが自転車で追いかける。
自転車の競争はイーディの勝ち。
ジョニーはイーディに言う。
「最初は金目当てだった。嫌なババアだと思った。でも本当は楽しい人だった。この挑戦はすごいことだ。自転車でも走れたんだ。できるよ。必ず頂上まで連れて行くよ」
登山当日、急にイーディは一人で登ると言い出す。
反対するジョニーだったが、イーディは固持する。
仕方なくジョニーは自分の携帯電話を渡し、イーディを送り出す。
初めは一人でも登れそうに思われたのだが…。
イーディ役の女優さん(83歳)は本当に山に登ったそうです。
でもそこのあなた(誰?)、自分も今から山に登れそうと思いませんでしたか。
山登りには危険が伴います。特に年を取ってからの登山は無謀ですよ。
高尾山くらいの山で我慢しましょうね。
そういえばリュックが随分小さかったですね。テントも寝袋も入らないでしょうに。
それに山登りは登りよりも下りが辛いですよ。
登るだけでヘロヘロのイーディがどうやって下って行ったのか、気になります。
そうそう、天気予報は見なかったのかしら?
色々と突っ込みどころの多い映画です。
くれぐれも山登りは簡単と思わないようにね。トレーニングは必須ですよ。
映画ではイーディが一人で山を登り始めてから、心配でドキドキしていました。
イーディは夫の介護をした30年間で、状況を的確に判断し、目的のためには人に頼ることも必要だということを学ばなかったようです。
絶対これは遭難するパターンです。
唯一の救いは、素晴らしいスコットランドの景色です。


この景色を見るだけでも、映画を観たかいがあります。
私が20~30代だったら、この山に登りたいわ。
感想はこんな感じです(爆)。
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