国分拓 『ノモレ』 ― 2018/11/09
本屋大賞 ノンフィクション本大賞の大賞作品が決まりましたね。
『極夜行』だそうです。
受賞前に図書館に予約しておいたので、今月中には読めそうです。
『告白 あるPKO隊員の死・23年目の真実』は読む時間がなくて途中で挫折してしまいましたけどね(恥)。
テレビのドキュメンタリー作品を本にした物って読みやすいものもあるけど、ちょっとというのも少なくないような気がします。
この『ノモレ』も本屋大賞ノミネート作品の一つで、NHKスペシャルを本にしたものだそうです。

1902年、ペルー、アマゾン。
ゴム農園で奴隷にされていた先住民が農園主を殺害し、二手に分かれて逃げた。
片方の先住民は故郷に戻ったが、もう片方の仲間は戻らず、100年以上の月日が経った。
2015年、突如イゾラド(文明社会と接触したことのないアマゾン先住民)が出現した。
彼らは会えなかったノモレ(仲間)なのか。
先住民イネ族のリーダー、ロメウは彼らと接触したが・・・。
ロメウの立場から本が書かれています。
ノンフィクションというよりも詩的過ぎてフィクションに近い感じです。
結末がちょっと期待はずれでしたが、分からない方がいいのかもしれませんね。
それにしても未だにイゾラドがいることに驚きました。
さすがアマゾン。
彼らが文明化してしまう方がいいのかどうか・・・。
難しいですね。
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