レスリー・メイヤー 『ハロウィーンに完璧なカボチャ』2008/09/29

二作目の『トウシューズはピンクだけ』で妊娠していたルーシーですが、無事出産を終え、生まれた女の子ゾーイも生後ひと月になりました。
この頃ティンカーズコーヴでは古い家の放火が多く、その内の一軒でルーシーの友人のモニカが焼死体で見つかります。
その屋敷は夫のビルが修復したものでした。
ビルのショックを受けた姿を見て、またまたルーシーは犯人捜しを始めてしまいます。

時はハロウィーン。
子供達のためにルーシー達は誰も住んでいない古い屋敷でハロウィーンパーティを開くことにします。
ルーシーはカップケーキを十二ダースも作ることになり、子供達やゾーイの世話もあり、大わらわ。
その上、子供を産んで太ったので、エアロビクスも始めます。

一方ビルは無理矢理町の歴史地区保存委員にされてしまい、条例のお勉強で好きなテレビも見られなくなります。

さて、家が焼けて得するのは誰でしょうか?

"Trick or treat"で有名なハロウィーンも、この頃のせちがらい世の中では、安心して近所の家も回れませんね。
もらったお菓子の中に何が入っているのかわからないからです。嫌ですねぇ。
カボチャの側面にナイフで、複雑な模様や”おばけだぞ”とかクモを彫ったりと、いろいろとあると書いてありました。見たいですね。
カービングで調べてみると、それはもう芸術です。
本の筋から離れてしまいましたが、本を読んでアメリカンのハロウィーンをお楽しみ下さい。