金沢へ―妙立寺と武家屋敷2010/06/15

妙立寺は忍者寺として有名です。でも、全く忍者とは関係なく、日蓮宗の寺院で、加賀百万石の祈願所だったそうです。


お寺の中を見るには事前に予約が必要で、空きがあると当日でも大丈夫です。私は10時に予約していたのですが、早く着いたので9時半にしてもらいました。一番早い9時は予約が少ないようです。


何故忍者寺と言われているのでしょうか。
それはいろいろな仕掛けがあるからなのです。というのも、お殿様が何かあるたびに祈願に来ますよね。そのため、それらの仕掛けは敵や侵入者の目をあざむくために作られたのです。
外観は二階建てなのですが、内部は四階建てで、七層になっています。仕掛けには「落とし穴階段」や「隠し階段」、「明り取り階段」、「自動ロック付階段」、「二重の押入れ」、「押入れ風隠し階段」、「茶室」、「切腹の間」、「太鼓橋」などがあります。
井戸が残っていますが、この井戸に横穴があり、この穴は金沢城まで続いているらしいという風説がありますが、調べた人はいないそうです。
案内人の女性について回りましたが、自分がどこにいるのかわからなくなりました。ぐるっと一回りしたのでしょうが・・・。

         明り取り階段(敵が来たら影でわかります)
 
妙立寺から武家屋敷まで歩いて10分もかかりません。鞍月用水と大野庄用水があります。この用水に囲まれているのが武家屋敷街です。土塀が続いていますが、土塀の中は普通の民家のようです。

武家屋敷跡野村家に入ってみました。豪商久保彦兵衛が藩主を招くために作った豪邸の一部を移築したものだそうです。
障子絵や庭が見事です。


 
近くに金沢市足軽資料館がありました。



 武士ですから、それなりに部屋数は多いです。でも、何人が住んでいたのかと考えると・・・狭いですね。
 
この日は妙立寺からにし茶屋街、そして武家屋敷街を歩きましたが、万歩計は
4000歩ぐらいです。歩き足りないので、金沢駅まで歩いて帰ることにしました。百万石通りからむさしを左に行けば駅です。

途中に変った神社がありました。尾山神社です。利家の神霊を祀ってあるそうです。境内入り口にはステンドグラス張りの和漢洋風、三層造りの神門があります。
 
                                                百万石通り側
                 裏側



                                              利家公像

この後、近江町市場に行くと金沢旅行もパーフェクトだったのですが、暑くて頭が回らず、駅まで行ってしまいました。結局これだけ歩いても一万歩いくかどうかでした。結構金沢は狭いんですね。健脚な人なら歩いて回れそうです。
 
食いしん坊の私ですが、何故か金沢では美味しいものと縁がありませんでした。
唯一、加賀棒茶はお勧めです。
香りが普通のほうじ茶よりも、何倍もいいのです。初めて入れた時にびっくりしました。


金沢に行かなくても買えます。東京の人は有楽町の石川県観光物産PRセンターに行くと売っているようです。是非、お試しを。
 

コメント

_ yusuke ― 2010/06/28 01時09分35秒

来週金沢へ旅行に行くので色々調べていたらたどり着きました。
やはり美術館と兼六園だけで十分でしょうか?(笑
2日目は近江町市場の方へ行ってみようかなぁ・・・

_ coco ― 2010/06/28 19時37分20秒

yusukeさん、こんにちは。
金沢は、私的には美術館と兼六園、そして美味しいものがあれば
それで十分です。一日で十分回れますよ。
時間があれば武家屋敷と茶屋街もいいですが、
無理して行くこともないような気がします。
町並みはそれなりに綺麗ですが。
楽しい金沢旅行になるように祈っております。
美味しいお勧めのお店があったら、教えてくださいね。

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