『パゴダの王子』@新国立劇場≪オペラパレス≫2011/11/06

昨日聞いたチェロの曲、「ロココ風の主題による変奏曲」をもう一度聞きたいと思ってアマゾンで調べていたら、ずっと前に買ったとのこと。
CDを調べてみると・・・ありました。
ロストロボービッチのチェロと小澤征爾が指揮するボストン交響楽団版でした。

アマゾンはすごいです。何年も前に買ったCDを覚えているんですね。でも同じ本を何回か重複して頼んでしまったことがあり、その時は教えてくれなかったわぁ。

昨日は前の方に座っていたので、あまりオーケストラを聞くにはいい席ではありませんでした。
ボストン交響楽団と音を比較するのもなんですよね。

ロストロボービッチのチェロのチェロは澄んだ深い音です。亡くなった後でも演奏を聞けるということは嬉しいことですね。




『パゴダの王子』は歌川国芳の絵からビントレーがインスピレーションを受けたそうです。
例えば・・・


とか


ちょっとちっちゃかったですか。
でも、お化けがいっぱいですから、小さい方がいいでしょう。気持ち悪いですから。

『パゴダの王子』の記事を見ていると、クラッシック音楽ファンの人必見(必聞か)とか書いてあります。イギリスの作曲家のベンジャミン・ブリテンの唯一のバレエ音楽だとか。
そういえばイギリスの作曲家って誰がいましたっけ。
ポール・マッカートニー・・・?

11月6日14時開演
<キャスト>
さくら姫:小野絢子          王子:福岡雄大
皇后エピーヌ:湯川麻美子       皇帝:堀 登
北の王:八幡顕光           東の王:古川和則
西の王:マイレン・トレウバエフ    南の王:菅野英男
道化:吉本泰久

さて、『パゴタの王子』のお話を簡単に紹介しましょうか。

<第一幕>
菊の国には王子とお姫様がいたのですが、王子は幼い時にい亡くなりました。
実は王子は継母のエピーヌに魔法をかけられサラマンダーに変えられたのです。
数年が経ち、お姫様のさくら姫もお年頃。
継母はなんとかしてさくら姫をかたずけ、菊の国を乗っ取ろうと画策していました。
そこで四人の王を国賓として招き、もっとも条件のいい王のところにさくら姫を嫁がせようとします。
しかし、さくら姫はうんとはいいません。
そこに五人目の求婚者がやってきます。この王子はサラマンダーでした。
さくら姫は継母や四人の王に従うようよりもサラマンダーに身をゆだねることにしました。

<第二幕>
さくら姫はサラマンダーの国へと向かいます。
魔物や怪物が出てきて、さくら姫を襲います。
やっと着いたとかげの王国で姫は目隠しをされます。
現れたサラマンダーは彼女に自分が魔法をかけられたことを話します。
兄の思いを受け止め、さくら姫は父の元へと戻ります。

<第三幕>
さくら姫が宮廷に戻ってみると、王である父は幽閉されており、継母が権力を握っていました。
父を見たさくら姫は継母を責めます。継母は娘を捕えようとします。
その時、サラマンダーが現れ、自分の身の上に起こったことを暴露します。
継母は宮廷から追放され、サラマンダーは人間の姿に戻り、菊の国に平和が訪れます。


1989年にケネス・マクミランが振付をし再演した時は、姉妹の争いの話でした。
ビントレーは継母と子供の争いの話にしています。
お話の舞台が日本ですが、ファンタジーですので、色々な文化がチャンプルしてます。
日本のお化けや魚(タコの衣装には笑っちゃいました)が出たと思ったら、何故かバリ風に変わり、ガムランの音が聞こえてきます。このガムラン、西洋の打楽器で表しています。
衣装も着物風。本当の着物では踊れませんから。
舞台なども今までよりも凝っていました。

おもちゃ箱を覗くような楽しい簡単な筋のバレエですが、純粋なバレエを見るという感じではないです。
日本のバレエ団だからいいようなものの、これ外国のバレエ団がやるかしら?
そういえば英国ロイヤルバレエ団がDVD出してますね。ビントレーと比べてみるのもいいかも。

歌川国芳展が12月17日から六本木の森アーツセンターギャラリーで行われるようです。おもしろそうなので行こうかと思っています。

コメント

_ himawari ― 2011/11/07 10時48分06秒

日本の浮世絵に影響を受けた芸術家は多いですね。
Cocoさんは何事にもポジティブでエンジョイライフしていらしゃるから羨ましいです(^^)♪
その姿勢は大事ですよね。私ももっと自分なりの楽しみを見つけようd(^^)。

_ coco ― 2011/11/08 20時01分18秒

himawariさん、わたしはポジティブではないです。
ポジティブになろうとはしていますが。

バレエや美術展はもっと行きたいとは思っていますが、電車が混んだり、人が多かったりするのが嫌なので、あまり多くは行けてません。
来年は、また引越をして、都心から遠ざかる予定なので、今のうちに行きたいところに行っておこうと思っています。

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