万城目学 『偉大なるしゅららぼん』2014/02/22



映画になるのを知らずに読みました。
この頃、なんでも映画になるんですね。
でも、映画にするほどのものかどうか…疑問です。

日出家は代々伝わる秘密の特別な力がある一族でした。
日出涼介は中学を卒業して高校に入学するにあたって、その「力」を自在にあやつることができるように師匠につき修行することになっていました。

涼介は琵琶湖の石渡に住む親せきの屋敷にやっかいになりながら高校に通うことになります。
屋敷には日出本家の跡継ぎ淡十郎と引きこもりの清子、お手伝いっぽい長身の女で涼介の師匠になる濤子が住んでいました。
涼介は殿様気質の淡十郎に家来のように扱われ振り回されます。
涼介と淡十郎は日出家のライバルで、同様に特殊な「力」をもつ棗家の長男・棗広海と同じクラスになります。
淡十郎は校長の娘に恋してしまいますが、彼女は広海のことが好きなのが判明し、失恋した淡十郎は腹いせから広海を石渡から追い出すことにします。
しかし・・・。

摩訶不思議な万城目ワールドが広がります。



我家の若殿様はこの頃よく吠えるようになりました。
なんででしょうね。
今日も排水溝の清掃に来た人たちが帰るまで吠えていました。
今は甘ったれた声を出しながらお座りして私の方を見ています。
かまって欲しいんですね。