倉知淳 『片桐大三郎とXYZの悲劇』2016/05/07



なんか大げさな題名とコミカルな表紙絵に、この本大丈夫かよ・・・と思いながら読みました。
自分では絶対に選ばないのですが、文春のミステリー特集かなんかの20位以内に入っていたので、図書館で予約してみたのです。
「XYZの悲劇」というと、エラリー・クィーンの「Xの悲劇」とかが有名ですが、それに挑戦したとのことです。

「Xの悲劇」は市電の中で、「Yの悲劇」はある屋敷で、「Zの悲劇」は不正金調査で訪れていた町で起こった殺人を元舞台俳優で名探偵のドルリー・レーンが解決するというシリーズ物だそうです。
読んだっけ?
クィーンのシリーズの内容を知っていても、全く関係ないのでご心配なく、読んでも大丈夫です。

日本版は元時代劇の大スターで、耳が聞こえなくなったため隠居し、芸能プロダクションの社長をしている片桐大三郎が、暇つぶしに警察に協力して事件を解決するというものです。
耳が聞こえないので、表紙の絵の右の女性がパソコンのキーボードをたたき、大三郎の耳のかわりになっています。

語り口は軽いのですが、ちょっとグロイ話もあり、最後の話はアレ!と思うことがあるかも。

私的には読まなくてもいい作品でしたけど・・・。


庭で遊ばせると、兄は弟の邪魔をします。


弟がいなければ、彼もボールで遊びたいのかもしれませんね。


急に暑くなったので、日中の散歩はそろそろ無理になってきました。