マキヒロチ 『吉祥寺だけが住みたい街ですか？』＆池辺 葵 『プリンセスメゾン』 ― 2016/12/29
吉祥寺にある不動産屋の双子姉妹が、吉祥寺に住みたいとやってきた客に吉祥寺以外の街を紹介するという漫画です。
１巻目は雑司ヶ谷、五反田、錦糸町、駒沢大学、中野。
２巻目は秋葉原、蔵前、経堂、神楽坂。
３巻目は恵比寿、十条、福生、茗荷谷。
私自身、学生時代に吉祥寺に住んだことがありますが、その当時は今ほど栄えていなかったので、やってくる人も少なくてよかったです。
今、住むと便利でお金がいくらあっても足りなくなりそう。
１３回（だと思う）も引越をした経験から言えるのは、何処に住もうが住んでいるとそこがよくなります。
次の引越が人生で最後になるのかな？（まだ引越するつもりです）
何回も引越を繰り返している私に、もう少し考えなよと言ってくれたのが、この『プリンセスメゾン』です。
おひとり様の沼越という居酒屋チェーンに勤める女性が、モデルルームに何年も通い続けていました。
彼女は不動産会社社員顔負けの知識の持ち主です。
モデルルームの方々が彼女の”家”に対する執念に感動し、一緒に「一生住めるマンション捜し」をしてくれます。
マンションを買うとなったら一生モノと思うのが普通ですよね。
私たち夫婦にはそういう観念がなく、飽きたら引越してます。
ようするに引越貧乏です。
放浪癖があるのかしら？
二作品ともに「住む」ということを考えさせてくれる漫画でした。
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