小路幸也 『ヘイ・ジュード』 ― 2018/06/15
相変わらず、ママがパソコン部屋にいると、柵を押しのけて部屋から脱走する兄犬。
すぐにママのところに来ないで、床に食べ物が落ちていないか確かめるところが何とも言えませんが、兄の様子を見ている弟は、吠えて兄が逃げ出したのを教えてくれるチクリ魔です(笑)。
変わらないバンドワゴンの世界。
13冊目です。
マンネリ化しているといつも言っていますが、それでも今回はおもしろく読めました。
堀田家の何人かの人たちと親しい人に人生の岐路が訪れます。
簡単にまとめると、花陽が医学部受験をし、なんと彼氏ができ、藍子とマードック夫婦はイギリスへ、藤島さんのお父様が亡くなり、遺産相続のゴタゴタがあり、我南人のバンド仲間のボンさんは病気になり、研人は自分のゆく道を決めました。
ハハ、簡単すぎ。本を読んでね。
とにかく、みんな其々に年を重ねていきます。
この本は一年ごとの小路さんからのお便りだと思って楽しみにしていきましょう。
次回は結婚式の場面から始まって欲しいですね。
谷中は、こんな家族がいると思える場所です。
この頃、観光客が多すぎですが。
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