トリミングに行く2018/05/01

旅行に行く前にトリミングに行きました。


兄犬は耳を顎のラインで切ってもらうようにしました。
弟は毛が伸びてもからまないようですが、伸ばすと目に入るし、去勢していないためかトイレの仕方がバッチイ(恥)ので短くカットしてもらっています。


おじさんなのに、かわいい兄。


弟は顔と目が大きく見えますが、顔はそれほど大きくありません。


おやつを見せながら写真を撮っていますが、こうやって弟が兄より前に出て、おやつを横取りしようとします。
内弁慶外味噌とは彼のことです。

和田はつ子 『牡丹ずし 料理人季蔵捕物控』2018/05/02



牡丹ずしとは猪の肉を握った酢飯にのせたもの。
塩梅屋で出している牡丹ずしが人気になり、毎日牡丹ずし作りに精を出している季蔵たちです。

そんな頃、上方の義賊・疾風小僧翔太が江戸に現れます。
彼は庶民の見方で、殺しはやらず、盗んだ金は貧乏長屋の人々に渡すといいます。
北町奉行所の烏谷は季蔵に疾風小僧を捕えるために助けを求めます。
烏谷が考えたのは、今評判の牡丹ずしを使うことでした。

それにしても季蔵や瑠璃は抜けてます。
私でさえ途中でおかしいと思ったのにね。
でも疾風小僧が悪い人でなくてよかったわ。

このシリーズもそろそろ終わりに近づいているのかしら。
まだ読んでいない鎌倉河岸捕物控が終わりらしいけど。
長く続くシリーズ物はいつ終わりにするのかが難しいですよね。
このシリーズ、いい終わり方にして下さいね。



ママが家にいる時間が増えると、犬は甘えん坊になります。
ママがパソコン部屋にいると、相手をしてくれないのがわかるのか、静かに寝ています。
茶の間に行くと、走ってきます。
ママがソファに座ったり、寝たりするとクンクン鳴き始めます。
休みにパパがいてもパパには甘えません。
かまってくれるのが誰か、ちゃんと知っているんです。

「ママ、一人で遊んでいないで、僕とも遊んでよ」by 兄犬。

中山七里 『悪徳の輪舞曲』2018/05/03



14歳で殺人を犯し、少年院で勉強し、弁護士になった御子柴礼司。
前回は少年院での恩師の弁護をし、今回は30年ぶりに会った実の母・郁美の弁護をすることになります。

母はあれから再婚し、その再婚相手を自殺と見せかけて殺害した容疑で逮捕されていました。
ずっと会っていなかった妹・梓が、他の弁護士があの「死体配達人」の身内ということで弁護をしてくれないので、御子柴に弁護を依頼してきたのです。
郁美は容疑を否認していました。
たまたま再婚相手が資産家だったため、御子柴が提示した費用は相続すれば出せるということで、御子柴は実母の弁護をすることにします。

実は御子柴の実父は同じような状況で自殺していました。
母は殺人を犯したのか、自分はその母の血をひいしまったのかと苦悩する御子柴。
自分にとっての家族は恩師である稲見以外いないと言い切る御子柴ですが、そんな冷静沈着な彼に垣間見られる弱さが人間的です。
家族だと御子柴でも調子を崩しちゃうのですね。
自分が親から曲がりなみにも愛されていたと知って、彼はどう変わっていくのでしょうね。

どんでん返しとワクワク感が今までよりも少なかったのですが、次はどうなるのか楽しみです。
次は倫子ちゃんが事件に巻き込まれるのかしら?期待してます。



私がパソコンを使っていると、かまってくれとワンワン鳴く兄犬。
パソコン部屋に連れてくると、膝に乗ったり、腕に抱かれたりとしますが、今日はパソコン机にのり、横になって寝ています。
膝に乗られるよりもいいのですが、キーボードの場所が狭くなり邪魔です。
どういうつもりなのかしら?

海堂尊 『玉村警部補の巡礼』2018/05/04

また兄犬は膝の上にいます。
ママがパソコン部屋に籠ると、ママのところに行きたいから自分の部屋を出してくれと戸をひっかくので、パパが出したのです。
ホント、甘えん坊です。


久しぶりに読んだ海堂さんです。
医療物はちょっと飽きてきたので、警察物にしてみました。
「チーム・バチスタ」にも登場している加納警視正と玉村警部補のコンビが活躍するシリーズです。

玉村警部補は勤続15年のリフレッシュ休暇を取って四国遍路をスタートしようとしますが、何故か加納警視正が同行します。
彼曰く、ある事件を調べるために行くのだそうですが・・・。

それ以来、有給を取りお遍路をやろうと思っている玉村と色々と仕事にかこつけて一緒に遍路をやろうとする加納警視正。
玉村警部補は歩いて回ろうと思っているのに、合理的に回ろうとする加納警視正に振り回され、その上、行く先々で事件が起こり、助けを求められ、ゆっくり歩いてられません。
それにしても加納警視正はすばらしい。
次々と起こる事件を次々と解き明かしていきます。
流石、キャリア。

二人の弥次さん喜多さん的旅行記かと思っていたら、ちゃんとAiがでてきます。
讃岐にひょうげ祭なんてあったかしら?
調べてみると、本当にありました。
毎年9月の第二日曜日に行うそうです。
うどんを食べながら参加したいものですね。
水族館もあるようです。
一見、いい加減なようで(失礼)、ちゃんとリサーチしているんですね。

高松には一度行ったというか、通過したことがありますが、ちゃんと観光しに行きたいものです。
ついでにお遍路さんやりに行きたいですわ。
言い方間違えました(笑)。
お遍路さんのついでに高松観光もやりたいです。うどん食べたいですから。
一人では心もとないので、相棒を伴いたいのですが、なにしろ定年退職まで待たなければならないので、当分ダメです。
それまで頭の中でシュミレーションをしておきましょうか。
歩いて回れるように足腰を鍛えておきましょうか。

本のことよりもお遍路さんの方に興味がでてきちゃいました(笑)。

佐伯泰英 『流れの勘蔵 鎌倉河岸捕物控 32の巻』2018/05/05



弟はこっちを向いてというと結構言うことを聞いてくれます。


兄はお尻を向ける率99%。
兄が見ないので、弟は身体はママに向け、顔をそむけています。

そんな兄ですが、今日も部屋から抜け出し、ママのところにやってきました。
明日から日中にママは家にいないので、兄はたっぷりお昼寝できます(笑)。



鎌倉河岸捕物控もラストとなりました。

京へ豊島屋の本祝言に行き、帰路に着いている宗五郎たち一行。
一方、金座裏に板橋宿の御用聞き・仁左親分がやってきました。
板橋宿で3件の子どもを狙った誘拐事件が起こり、その一味が江戸に忍び込んで、荒稼ぎをしようとしているようです。
政二たちは影の探索方「八州方」の情報を元に捜査を始めます。

最後なのに意外と事件に華がなく、あっさりしていて拍子抜け。
もっと政二たちむじな長屋の三人衆が大暴れしてくれるのかと思ってましたが、これはこれでいいのでしょう。
たまに番外編でも書いて欲しいですね。

楽しみに読んでいた江戸物シリーズが2つも終わってしまったので、次に読むシリーズ物を探しますが、何がいいかしら?

柴田よしき 『風のベーコンサンド 高原カフェ日誌』2018/05/07



東京の出版社を辞め、百合が原高原にカフェを開業した菜穂。
初めは高原にやってきた理由を隠していましたが、夫が現れ、周りにわかってしまいます。
モラハラ夫から逃れ、百合が原高原にやってきたのでした。
カフェでは「ひよこ牧場」のバターやベーコン、ソーセージや「あおぞらベーカリー」の天然酵母のパン、そして地元で採れた有機野菜を使い、美味しいカフェご飯を出しています。
夫のせいで壊れかけていた心も、高原の空気と地元の人々の優しさに触れ、癒えていきます。

ほんわかした話だと思って読んでいたら、モラハラ夫が出てきてびっくり。
高原もそんなに平和ではなかったし・・・。
それでも嫌な終わり方ではなかったので、よかったです。

食べ物の出てくる話って好きです。
美味しい食べ物のことを考えるだけで脳が満たされます。
夕食を食べたのに、また美味しいものが食べたくなりました(笑)。

原田マハ 『モダン』2018/05/08



MoMA (The Museum of Modern Art,New York)に関する短編集。
MoMAに働く様々な人たちが主人公です。

第一話が一番心に残っています。
第一話は東日本大震災の時に、MoMAはアンドリュー・ワイエスの「クリスティーナの世界」をふくしま近代美術館に貸出していたのですが、その絵を返してもらうために派遣された日系アメリカ人の話です。
(あくまでも物語ですが)


「クリスティーナの世界」とはこんな絵です。
絵のモデルのクリスティーナさんはワイエスの別荘の近くに住んでいる人で、病気のためだんだんと歩けなくなり、この絵が描かれた55歳の頃には半身不随になっていたそうです。
ワイエスは外の用事をすませ自分の家に向けて這って進んでいる彼女の姿を見かけ、絵にしたのです。
実は私はクリスティーナさんのことを知りませんでした。
ワイエスの展覧会でこの絵を見たのですが、這って家に帰ろうとしている姿だとは思いもしませんでした。
絵は背景を知ると、見方が変わりますね。

あれから7年。
何事もなかったかのように暮らしていますが、まだ終わってはいません。
クリスティーナの姿にフクシマをダブらせ、それでもまだ希望はあると訴えているようです。

MoMAにいつか行ってみたいです。

山﨑潤子 『10キロやせて永久キープするダイエット』2018/05/09



一番痩せていた頃よりも10キロ以上太ってしまいました。
太ったきっかけは首が痛くて、運動をしなくなってしまったことからです。
それまではちょっと太っては痩せてを繰り返していました。
運動をしなくなっても食べる量は同じ。
太るのは当たり前ですね。
今や医師から痩せましょうと言われる始末です。
でも、なかなか痩せられません。

山崎さんは本人曰く、万年小太りライターだったらしいです。
それでも10キロ痩せて、今はちょっと華奢な女性になったようです。
今までのダイエットは痩せてもすぐに戻ったので、取り入れたのが心理学。
心理学者・海保先生の教えを受け、頭と心を変え、習慣を変えたそうです。
何事も習慣になれば、言うことないですよね。
簡単に言うと、なりたい自分をイメージして、現状分析してから、痩せる習慣を確立するためにPDCAをします。(詳しくは本を読んでね)
PDCAとは、

 Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→act(改善)

のことです。

私の現状分析は恥ずかしいので省略します。
計画は次のようにしました。

①1日のカロリーは1600kcal以下(栄養士の指導)になるように食べる。
 一食500kcalを目指す。
②1日6000歩から8000歩歩く。
③体重を毎日測る。
④冷たいものは飲まない。
⑤甘い物は1週間に1~2回にする。

これで痩せるのか?
山崎さんは2年かけて10キロ痩せたのですから、私も長いスパンで考えるようにしますわ。
まず一カ月やってみます。
連休で夫と一緒にいると太ってしまったので、今週から始めます。
どうなることやら(笑)。

ダイエットの話をしているのに、甘酒と酒饅頭を食べてしまいました。


実はカフェに入ろうとしたら、どこも満員。
仕方ないので空いていた甘酒屋に入って、ついつい酒饅頭まで頼んじゃいました。
フカフカした軽い食感の饅頭でした。

甘酒はこの頃評判ですが、調べてみると、血圧やコレステロールを下げる作用があり、血流をよくして体を温め、美肌効果が期待できるそうです。
私にぴったりな飲み物ですわぁ。
愛飲しようかしら。
100mlあたり81kcalはカロリーが高いのかしら、低いのかしら?

古内一絵 『十六夜荘ノート』2018/05/11



マカン・マラン・シリーズを書いている古内さんの他の本を読んでみました。

雄哉は会ったこともない大叔母の玉青から古い洋館・十六夜荘を相続することになります。
玉青は自由主義的な思想を持ち、屈することなく戦中を生き残った人でした。
彼女がどのように生き、何故、雄哉に洋館を残すことにしたのか。
雄哉の生きる現在と玉青の生きる戦中が交互に語られていきます。

洋館のあるところは高級住宅地。
売れば相当な金が手に入る。しかし、その屋敷には得体のしれない人たちが格安の家賃で住んでいました。
早速、雄哉は屋敷に押しかけて住民を追い出そうとしますが、そうは簡単にはいきません。
屋敷の持ち主が玉青の他にもう一人いるというのです。
その人に会い、権利を放棄してもらおうともくろむ雄哉でしたが、会社で大失態をしでかし、首になってしまいます。
屋敷に住む人々と触れ合ううちに雄哉の気持ちは変化していき、玉青について知りたいと思い始めます。

マカン・マランとは違った趣の本で、戦中の話はシビアでした。
若い人に読んでもらいたい本です。

エマ・ジェイムソン 『第九代ウェルグレイヴ男爵の捜査録』2018/05/12



イギリスの由緒ある男爵家の生まれで、ロンドン警視庁に務めるヘザリッジ警視正は還暦を前に、自分の人生の区切りとして引退も考え始めていました。
彼はいつもレディファーストを忘れず、身だしなみに気をつけ、たまにタキシード姿で捜査に当たり(パーティに出ていて呼び出されたのよ)、署内の朝食は伝統的英国風というダンディさ(素敵だわ)。
そんな彼が、31歳のはねっ返り娘、若き部長刑事・ケイトに心を惹かれてしまいます。
たまたま高級住宅街で富豪が撲殺されるという事件が起き、ケイトと一緒に捜査に乗り出すこととなります。

バリバリのミステリを期待してはいけません。
女子の好きな貴族のお話+ミステリ+ロマンスですよ。
第二話からヘザリッジ卿とケイトのロマンスはどうなるのか、彼らにインド系のバハールがどう絡むのかが楽しみです。

英国貴族が好きな方、どうぞお楽しみ下さい。