ロバート・ベイリー 『ザ・プロフェッサー』2019/03/27



アラバマ大学ロースクールの教授のトムは、学生時代にフットボール部に所属し全米チャンピオンにまでなりました。
大学卒業後、弁護士として働いていましたが、世話になったフットボールのコーチから大学教員の空きができたから母校に戻らないかと誘われ、法廷弁護士になることを諦め、母校で法学者として教鞭を執ることにしました。

68歳になったトムは、信じていた友人の裏切りから不名誉な形で職を追われることになった上に、膀胱癌を患っていることがわかります。
そんな失意の彼の元に現れたのが、昔の恋人、ルース。
娘夫婦と孫をトラック事故で失ってしまった。法廷で真相を知りたいとトムに頼むのです。
そこで思い出したのが、その町生まれの元教え子で新米弁護士のリック。
職を追われるきっかけが彼とのことでしたが、トムはリックが適任者だと思い、ルースに彼を薦めます。
リックにルースの裁判のことを任せ、トムは故郷に身を隠し、癌治療に専念しようとしますが、トムの周りの人々は彼にもう一度法廷弁護士として戦うことを勧めます。

運送会社の隠蔽工作が裁判を難しくしていました。
そのためリックはトムに助けを求めますが、トムは断ります。
しかし、愛犬のおかげでトムはもう一度法廷に立つことを決意します。

どんな逆境に立とうが、最後は正義が勝つ。
どんなに老いぼれていようが、心が強ければ、人生の勝利者になれる。
勧善懲悪物ですが、シリーズ化してもらい、老いぼれ(失礼)と若者が法廷で活躍する姿をまた見たいものです。

トムよりも気に入ったのが、ジョニー・ムッソ・マクマートリー、通称ムッソ。
イングリッシュ・ブルドックです。
老犬ですが、トムを思う気持ちは誰にも負けません。
家の犬たちはどうかしら?


ジーとおやつを見ながら、
「僕たちはママがおやつをくれる限り、ママのことを裏切りません」
と言っています、笑。

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