美味しい映画2022/03/10

スイーツの名前が題名に入っている映画を二作観ました。
と言っても、日本語の題名がですが。
とても美味しそうですww。

「昼下がりの甘いパイ」

英語の題名は「Same Time Next Week」。「来週同じ時間に」というのが、何故か「昼下がりの甘いパイ」になっています。
日本の映画会社の題名の付け方は面白いですね。

9ヶ月前に夫のスコットを癌で亡くしたサラ・コンラッドは、スコットが残した”死ぬまでにやりたいことリスト”を週に1つずつ挑戦しています。
まず最初は、PR会社を辞め、夫の夢の書店を義理の妹のマギーと一緒に開くことにします。

ある日、リストの1つ、「スクーターに乗る」を実行しますが、腕を折ってしまい、救急医療にかかります。
彼女を診察してくれたのが、医師のライアン・マコーミックで、彼もサラと同じように、1年前に妻のハーパーを交通事故で亡くしていました。

サラは毎週、墓地に行き、スコットにその週にあったことを報告していました。
ある日、サラとライアンは墓地で偶然再会します。
彼らはハーパーが好きだった、パイはうまいが、スタッフが皮肉を言うというカフェに行き、互いの配偶者のことを話します。
それから毎週日曜日にパイを食べながら話をすることにします。

その頃、義理の妹のマギーは書店の工事をしている恋人のテディからプロポーズされます。
嬉しいのですが、サラの気持ちを考えると、プロポーズのことを言えませんでした。

サラは次々とリストを実行していき、途中でライアンも手伝うことになります。
彼らはカラオケで一緒に「おおスザンナ」を歌い、次にサルサダンスを習うことにします。
レッスンの最終日の発表会で二人はダンスの成果を発表し、初めてキスをかわします。
その後、やっとサラは家に置いて置いたスコットの荷物を片付け始めます。
しかし、テディからプロポーズのことを聞き、マギーに何故秘密にしていたのかを聞いた時に、サラはスコットが亡くなってから一年も経っていないことに気づき、ライアンに別れを告げます…。

愛する人を亡くし、もう一度別の誰かと幸せになることに罪悪感を持ってはいけませんね。
ライアンが言うように、「next chapter」だと思えばいいんです。

皮肉を言うというカフェのスタッフがいいです。
傷心のライアンにパイを持って来て、たっぷり生クリームをのせて、「店のおごりよ」と言う場面が好きです。
そうそう、パイを食べる時にコーヒーとか飲み物も一緒に頼みませんか。
何故かこの映画ではパイしか頼まないのよ。
カナダ人はパイを食べる時はパイだけしか頼まないのか…?

心が温かくなる映画です。結構私、この映画好きです。

「しあわせのカップケーキ」

この映画の題名は「An Hour Behind」。日本語では「1時間遅れ」、サマータイムで時間が1時間ずれているという意味ですね。

「カップケーキ・パレス」というカップケーキ屋を経営しているトリシュは、昨年負けたカップケーキ大会で優勝するために、出品するカップケーキの試作に取り組んでいました。賞金で二号店を出したかったのです。
仕事に夢中な妹を心配した姉のクロエが、ブラインド・デートをお膳立てしてくれます。しかし、トリシュはその日からサマータイムだと言うことをすっかり忘れていました。
そのため1時間遅刻をしてしまい、会うはずのイケメン弁護士は帰ってしまったのですが、約束の緑色のシャツを着て座っていた救急救命士のパーカーをデート相手だと勘違いしてしまいます。
パーカーは訳がわからないままにトリシュとデートします。
(ここで、オイオイ、何で別人だと言わないんだと、疑問がわきますが、笑)

次の日、救急車で出動した後、パーカーはトリシュの店を見つけ、同僚と一緒に店に行ってみますが、パーカーがアダムではなかったことを知ったトリシュはお冠。
二人は言い合いをしてしまい、トリシュはパーカーを店から追い出します。
(自分の勘違いなのに、嘘を言ったと相手ばかり責めるトリシュは嫌な女だと思うのですが…)

クロエはなんとかしてトリシュをアダムに会わせようとします。
トリシュは姉の強引さに負け、アダムとデートします。
アダムはトリシュの話を全く聞いていないみたいです。
鮨は嫌いと言っているのに、鮨を食べにいくしね、笑。

一方トリシュのことが忘れられないパーカーは、店に行って説明を試み、チャンスをくれと言いますが、トリシュは私たちは元々出逢うはずじゃなかったと断ります。
しかしパーカーは諦めない。
お花、お菓子の道具にメモをつけ、そして再度お店におしかけて、デートに誘う。
やっとデートに応じてくれたトリシュ。でもアダムがいるので、お友達としてですって。(ホント、面倒な女ね、笑)

それでもパーカーは頑張ります。
オーブンを直し、トリシュがしたいと言っていた絵のレッスンに連れて行き…。
何とかいい雰囲気に。

そんな頃、トリシュは大会にどのカップケーキを出品しようか迷っていました。
思い立って、パーカーの職場にカップケーキを持っていき、パーカーと彼の同僚たちに食べてもらい、意見をもらおうとします。
喜んだパーカーが職場を案内してくれますが、トリシュは偶然、パーカーのロッカーンの中を見てしまいます。
そこには彼と妻の写真が…。
パーカーに嘘をつかれたと思ったトリシュは別れを告げます。
パーカーは何故自分の中で話を完結させるんだ、なんで最悪のことを考えるんだと言いますが、トリシュは聞く耳持たず…。

さて、二人はどうなるのでしょうか。

パーカーの同僚のマイロとトムがいい人です。
心からパーカーのことを心配しています。
彼らのような同僚が欲しいですわ。

どちらの映画もお暇な時に、あまり考えなくていいものを見たい時にどうぞ。
見終ると、パイとかカップケーキが食べたくなるかもねwww。