C・A・ラーマー 『危険な蒸気船オリエント号』 ― 2022/12/26
クリスマスはいかがでしたか?
家はケーキが今一だったので、ちょっと不満が残りました。
やっぱり当日に手に入れた方がいいみたいです。

「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」シリーズの二巻目です。
今回ブッククラブのメンバーは五日間の船旅に出かけます。
”蒸気船オリエント号が希望岬経由でロンドンーシドニー間の外洋を航行していた 1900年代初頭の華やかなりし時代にタイムスリップする旅”だそうです。
楽しそうですね。
アンダースがかつての同僚から頼まれ、臨時の代理医師として十二日間だけ船に乗ることになる。
アンダースは格安の料金になるので、シドニーからタスマン海を五日間クルージングして、ニュージーランドのオークランドに着いたら、飛行機でシドニーに戻らないかとブッククラブのみんなを誘った。
船室の部屋は由緒正しきヴェクトリア装飾の見本で、1901年にタイムスリップしたみたいだった。
アリシアは『オリエント急行の殺人』を持って来ていた。
アンダースと付き合っているアリシアは、船にいる間にアンダースと会って、ロマンチックな時間を一緒に過ごせるはずだと思っていた。
しかし、アンダースは仕事はフルタイムで、人前での愛情表現は慎むなどと宣う。
船には船旅のベテラン、ソラーノ姉妹やら船長の妻のコリー、彼女の親友のアニタ、ダンスホストのダーモット、車椅子の老婦人とその夫、怪しいバーテンダーなど個性豊かな人たちが乗っていた。
コリーはアンダースからブッククラブのことを訊いていて、クラブのメンバーにうってつけの”カフタンドレス窃盗症事件”があると言い、メンバーたちはわくわくしていた。
楽しい船旅になると思っていたら、特等室のご婦人が夜中に心臓発作で亡くなる。
その次の夜にはコリーが船から落ちて行方不明になる。
転落事故に不審を抱いたアリシアは、コリーがブッククラブのメンバーを信頼して助けを求めて来たので、もしかしたら紛失したドレスを見つける以上のことができるかもしれないと、ブッククラブのメンバーたちにクルーズの残された数日を調査にあてようと提案する。
今回はアンダースと上手くいかない腹いせ(?)にアリシアが活躍します。
アンダースとの関係もこれで終わりですね。
でも次なる男性が現れ、次回に続きそうです。
私はオーストラリアのお話だということを忘れていました。
それにメンバーのことも(ゴメン)。
誰が誰だかは前の本を読んで思い出さないといけないかしら…。
オーストラリアのコージーミステリーですが、あまりオーストラリアっぽさを感じません。
オーストラリアのスラングが使われているそうですが、どこがそうなのか、翻訳ではわかりません。
見逃したのかしら?
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