土門拳記念館―酒田・鶴岡への旅2009/05/05

酒田と鶴岡に行って来ました。
同僚で酒田によく行く人に、「なんで酒田に行くの?何にもないわよ。温泉はいいけれど」と言われてしまいまいた。
山形には縁があるのです。
祖母はもともと山形出身で、家は貧乏士族でした。
そのため、屯田兵として北海道に渡っていったのです。
酒田付近に住んでいたと聞いたような・・・。

酒田には何年も前に1回行ったことがあります。
写真家の土門拳が好きで、たまたま酒田に彼の記念館があることを知り、無性に行ってみたくなったのです。
夜行バスで着いた酒田は、大雪でした。
1m先も見えないのです。
ホテルに入り、雪が小降りになってから、タクシーで土門拳記念館に行きました。
が、記念館がどこにあるのかわからないのです。
入り口が雪で埋もれていたのです。
やっと入り口を探し、入った記念館には、大雪だったにもかかわらず、私の他に2、3人入場者がいました。
ちょうど私の好きな「古寺巡礼」の写真が飾られていました。
仏像を見つめていると、傍にバインダーを見つめている土門がいるような気がしました。

昨年の年末、台湾に行った時にのった飛行機の機内誌に、酒田にある彼の記念館と「欅」というフランス料理店についての記事が載っていました。
また酒田に行くことがあったら、行ってみようと「欅」をメモして置きました。
そして、3月。
本屋で土門拳生誕100年を扱った雑誌を手に取ったのです。
相棒も土門の写真が好きなので、5月の連休に行こうと説得し、飛行機と宿を取りました。
3月なのに、宿が空いてないんですよ。やっと一箇所空きを見つけました。

酒田に行くにはANAの庄内空港を利用します。
飛行機で、たった1時間ほどで行けます。
土門記念館は空港から車で15分ほどです。
雪で覆われていた記念館がやっと全貌を現しました。
湖の側に建つ、近代的な記念館です。
連休のせいか、たくさんの人が来ています。
展示されていたのは、「日本の美」。
仏像の手や衣の襞、建物の格子、埴輪などに、土門は美を見出していたのです。
周りは公園になっていて、八重桜が咲き誇り、子供たちが遊んでいました。(写真)

次回は私の好きな写真が展示してあるときに行きたいです。

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