「アリス・イン・ワンダーランド」を観る2011/01/12

『不思議の国のアリス』というとディズニーのアニメ映画がありますが、これはティム・バートンが監督した映画です。
ティム・バートンは独特の世界を描く監督ですから、好き嫌いが分かれると思います。「スウィーニー・トッド」しかり、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」しかり・・・。でも、この映画は万人受けする内容になっています。それほど気持ち悪い場面はないし、それほど異形の人もいないし。安心して(?)見てください。


小さかったアリスも19歳。母親と一緒にパーティに出席しますが、そのパーティは彼女と貴族階級の息子との極秘で開かれた婚約パーティだったのです。彼からプロポーズをされ、周りはみんな彼女がプロポーズを受けることを期待していますが、アリスは答えることができません。
そんな時、チョッキを着た白ウサギがアリスの前に現れます。

ウサギの後を追っていったアリスは、子どもの頃に行ったことのあるワンダーランドへと迷い込むこととなります。

ワンダーランドは残虐な赤の女王に支配されていました。

アリスは最初は赤の女王と戦うことを躊躇していたのですが、最後は自分の意志で自分の行くべき道を選んでいきます。
いうなれば、この話はアリスがいかに自立していくかを描いた作品だと言えます。

お馴染みのキャラクターが続々と登場します。
私が好きなのはチェシャ猫かな。彼って消えたり現れたり、自由自在。何故かハッターの帽子がお気に入りのよう。
マッド・ハッターのジョニー・ディップは相変わらず役を楽しんでいる感じです。彼のように奇妙なキャラクターがお似合いの人もいないですね。


ティムの奥さんのヘレナ・ボナム・カーターも出演しています。が、巨大な頭をした赤の女王役です。彼女って最初はかわいい役をやっていたのに、だんだんとティムの影響か、とんでもない役が多くなりましたね。ああ、「眺めのいい部屋」が懐かしい・・・。でも、意外と彼女、こういうのが好きなのかも。


3Dでも上映されたようですが、DVDでも十分映像を楽しめました。CGとかアニメーション、実写などが違和感なく溶け合っています。
言葉遊びがあるようですが、私の英語力では聞き取れませんでした。もう一度聞いてみますわ。