貴志祐介 『悪の経典』 ― 2011/10/25

よく内容を知らずに図書館から借りてしまいました。
ある私立高校を舞台に、ソシオパス人間が大量殺人を犯すという話で、上巻の途中からつまらなくなり、下巻の最後を読んでしまいました。
これではいけないと、また戻り、我慢して読み続けました。
殺人を行う犯人が上巻の途中からはっきりわかってしまいます。この本はミステリーのジャンルに入っていると思ったのですが、犯人が早くにわかってしまうなんて、ミステリーではありえません。
これってホラー小説なんじゃない?
ミステリーだというなら、生徒たちがもっと活躍してもいいんではないでしょうか。
ただ殺されるだけなんて、ちょっとねぇ。
生き残った二人もなんだか中途半端だし・・・。
警察の方の捜査状況も全然でてこなくて、何故犯人を疑ったのかがはっきりしていません。
犯人が途中から急にエキセントリックになって、どんでもないことをやらかし始めるところなど色々とエー!と思うところいっぱいの本です。
たぶん学校が舞台ということが人気の秘密なんでしょうね。
口直しの本は何を読もうかしら・・・。
口直しの本は何を読もうかしら・・・。
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