ローラ・チャイルズ 『ミントの香りは危険がいっぱい』 ― 2012/06/18
「お茶と探偵」シリーズの11冊目。

私が憧れるティーハウスが、このシリーズに出てくる≪インディゴ・ティーショップ≫です。
紅茶と茶器、バス製品を売っているだけではなく、美味しいスコーンやランチなども出てくるのですから、読むたびに本当にあったら毎日でもランチに行きたいと思っています。
さて、今回は古地図屋店主でセオドシアの友人のダリアが、セオドシアの目の前で絞殺されます。その日は雨降りで、揉み合う二人の影しか見えませんでした。
リビーおばさんの親友がダリアの母親だったため、セオドシアがもう二度と殺人事件には関わりを持たないようにしようと思ったのも無駄になりました。
リビーおばさんから事件について調べて欲しいと言われてしまったのです。
本当にあるのかどうあ知りませんが、本の中にたくさんイベントが出てきます。
そのイベントの合間に、セオドシアはケータリングをしたり、イベントに参加したりして事件の捜査をしていきます。
出てくるイベントはショコラティエ・フェスタ、裏通りの散策フェア、B&Bのオープンハウス、ファッション・ショー、講演会などなど。
古い町並みと屋敷があるチャールストンには一度は行ってみたいです。特に裏通り散策フェアとオープンハウスには参加したいですね。
毎回のお楽しみのお茶会のひとつは、子供用の「アリスのお茶会」です。
特大トランプ型のランチョンマット、”飲んで”と書かれたフルーツジュースの小さなボトル、テーブルの上のフワフワ白ウサギ、不思議の国のアリスのギフトバック。テーブルの真ん中に陶器のチェシャ猫。
食べ物はフォンダンで作った懐中時計を持った白ウサギ型ケーキ。お茶は暖かいミルクにバニラ・ビーンズを加えたもの。
ジンジャーブレッドのスコーン、ピーナツバターとジャムのティー・サンドイッチ、串に刺した果物、クリームチーズとレーズンの三角サンドイッチ、ミニ・チーズタルト、糖蜜ヨーグルトをかけたプレッツェル。
食べ物はたいしたことはないのですが、飾りつけだけでも想像すると楽しくなります。
毎日テーマを決めてお茶をするといいかもしれません。
殺人事件の方はあっけなく犯人が自ら出てきちゃうのでつまりませんが、チャールストンの美しい街並みと美味しいお茶に免じて許しましょう。
スコーンが食べたくなってきましたので、この辺で。
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