畠中恵 『けさくしゃ』2015/05/14



しゃばけシリーズの畠中さんが書いた、シリーズになって欲しい作品です。

二百俵取りの旗本のお殿様の高屋彦四朗知久こと柳亭種彦は、やることがないので暇を持て余し、絵を描き、古典を読み、狂歌を詠み・・・。
そんな彼のところにやってきたのが、山青堂。
彼はこれから流行の読本を出したいから、種彦に戯作者にならないかと言うのです。
種彦の戯作で儲けようと思っているのです。
種彦はないところから話は作れないが、きっかけになる話があると、そこから話を広げていく才能がありました。
その才能のおかげか、次々と謎が舞い込み、自信の身まで危うくなり、種彦は推理を戯作にしていきます。

種彦を筆頭に出てくる人々がほんわかしていていいですねぇ。
商人魂溢れる山青堂なんて憎めないです。
柳亭種彦って本当にいたんですね。
でも、読んでみようとは思えません。
現代語訳にでもなっていたら・・・読まないわねェ。



カメラを向けると頭を下げ、カメラを収めると頭を上げるのは何故?
彼の様子のおかしいのは、ひょっとしたら暑さのせいかもしれません。
私がいる時は窓を開けているのですが、出かける時は閉めます。
そのせいで暑いのかもしれません。
兄は暑さに慣れていますけど、彼は夏が初めてです。
ヨークシャテリアは寒がりで暑がりなんでしょうかね。
明日はまた30度を超すようですので、今年初めて、クーラーを入れていきましょうか。