和田はつ子 『愛しのジュエラー』&『ジャポニズムに夢中』2015/05/18

料理人季蔵捕物控シリーズの作者なので、宝石を扱ったミステリーかと思って読んでみましたが・・・。


学園ラブコメディ。
主人公が有名宝石店三代目の喜多川北斗。
彼は東大現役合格をしたにもかかわらず止めて、花岡ジュエリースクールで宝石デザインを勉強しています。
祖父の遺志を継ごうと決心したのです。
しかし、なかなかデザインの方もうまくいかず、自信喪失の毎日。
そんな時に、同じ学校の夜間部に通う、宝石の研磨技術が優秀な皆見みな美と仲良くなります。
彼女には複雑な家庭事情がありました。

花岡ジュエリースクールは資金がなく、身売りの危機に。
資金集めのために急遽教員と学生が協力して、学園祭でオリジナル商品を売ることになります。
北斗はハイジュエリークラスのみんなとみな美と協力してオリジナル商品を作ることになります。



学園祭に出品した北斗とみな美のコラボ、”清流の紅葉”がアメリカの宝石店ファベルジェから評価され、”清流の紅葉”を買い取らせて欲しい。それが無理なら五番街にオープンする店のオープニングを飾るジャポニズムジュエリーを創って欲しいという依頼が来ます。
北斗は日本らしいジュエリーを創るためにいろいろとリサーチをしていくのですが、みな美は石を磨くこと以外しようとはしません。
いつしか二人の関係はギスギスしたものに代わっていきます。
北斗は目指すジュエリーをデザインできるのでしょうか。
そして、北斗とみな美の間はどうなるのでしょうか。

表紙そのままの内容です。
宝石の薀蓄をしりたいがために読み進んで行ったという感じです。
季蔵を書いた人がこういうのも書くんですねェ。
ちょっとショックです。

宝石はあまり装飾のない方が、私は好きです。
でも、フラワーモチーフのリングとかペンダントなんかは欲しいと思いました。
あ、J・Qの蝶のペンダントも素敵です。
どういうものか見たい方は買わなくていいので本を手に取って写真を見てみてください。
綺麗ですよ。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2015/05/18/7636342/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。