ジュリー・ハイジー 『休暇のシェフは故郷へ帰る』2018/01/20

大統領の料理人シリーズの六作目。


ホワイトハウスのエグゼクティブ・シェフ・オリーは夏の休暇を取り、恋人で主任特別捜査官のギャブと一緒に実家に帰省した。
彼女の目的は、ギャブを家族に紹介することと、もうひとつ、幼い頃に亡くなった父の死について母に尋ねることだった。
父は不名誉除隊をした後、サプリメントを扱うプルート社に勤め、仕事上の問題から街の通りで銃に撃たれて亡くなったが、何故かアーリントン墓地に埋葬されていた。
犯人は未だに見つかっていない。
オリーはギャブの助けを借り、父の死の真相を探っていこうとするが、休暇なのに呼び出され、大統領の息子に料理を教え、その上、彼をフード・エキスポに連れて行くことになる。

さて、オリーは父の死の真相を突き止めることができるのか…。

このシリーズは舞台がホワイトハウスなので、殺人などがあっても不自然ではないです。
主人公のオリーが分別のある大人の女性なのがいいです。
ちょっとやんちゃですが(笑)。

シリーズが次で終わるのか、それともオリーの身に何か起こるのか、気になります。

<今日のわんこ>


昨夜、犬部屋で遊ばせたら、なんと弟がトイレ以外でうん〇をしました。
とんでもない犬です。
自分のサークル内ではちゃんとトイレでするのに、兄のテリトリーではやりたい放題です。
メス用のおしめを買ってきて、犬部屋で遊ばせる時にはつけましょうかね。

弟はお腹をみせて、兄に遊ぼうと言っていますが、兄は嫌な顔をしてママの方を見ています。(アラ、モジャモジャの顔ですね。トリミングが必要みたい)

若竹七海 『御子柴くんと遠距離バディ』2018/01/21

御子柴くんの甘味と捜査』に続く第二弾です。


長野県警から警視庁へ出向中の御子柴くんでしたが、ある事件で瀕死の重体になってしまいます。
命は助かり、半年間の入院とリハビリから戻り、あれほど望んでいた長野県警にもどったのはいいのですが、暇過ぎて、もしかして窓際族になってしまったのか・・・と焦る御子柴くん。

一方、警視庁では、御子柴くんの代わりに来た奴がゲームばかりしていて仕事をしない。
御子柴くんとコンビを組んでいた竹花はとんでもない奴が来たとガッカリする始末。
怒ったら仕事に来なくなってしまい、困る竹花。

そんなこんなでも事件は起こる。
長野と東京に離れていても、何故か事件が互いにバッティングしていく。

離れていても二人はいいコンビです。

若竹さんはS気味の人かしら?
女探偵・葉村晶を筆頭に主人公たちがいつも大変な目に遭っていますもの(笑)。

雪の中のヨーキー2018/01/22

雪の日。
犬たちは外へ行きたくてウズウズしています。
外がどんなになっているのかわからせるために庭に出してみると・・・寒すぎるらしく、一歩も歩こうとしません。


こんな風に固まっています。


「ママさん、寒いです」 by 弟。

情けない顔をしています。
寒いので右足を上げているところがかわいいです。
このままにしておくと、虐待で警察に通報されてしまいそうなので、部屋の中に戻しました。

童謡では「犬は喜び 庭駆けまわる」となっていますが、家の犬たちは庭を駆け回りません。
和犬じゃないからでしょうか?

ビル・ビバリー 『東の果て、夜へ』2018/01/23

夫はホテルに泊まり、家は犬とママしかいませんでした。
朝、道はすべりそうなので、外出禁止令が出ており、仕方ないので犬たちを一匹ずつ庭に出しました。
しかし・・・。


「ママさん、冷たい、冷たすぎる。僕は冷たくて動けません」 by 兄犬。

雪の中に脚が埋まり、動けない?、動こうとしない?兄犬。


「ママ、昨日もボク動けませんでしたよね。それなのになんでまたこんなことするの・・・。ボク、泣いちゃう」 by 弟犬。

こちらもダメでした。
雪国に育っていないので、どう動いたらいのかわからないようです。
北海道に養子に出そうかと思っていましたが、冬は外に出られないようなので、諦めますわ。



書評でよさそうな本だったので読んでみました。

ロサンジェルスで麻薬の密売所の見張り役のリーダーをやっていた十五歳のイーストは、警察のガサ入れを仲間にうまく知らせることができず、仕事を失います。
その見返りとして組織のボスから言い渡されたのは、三千キロ離れたウィスコンシンにいる黒人判事を殺すことでした。
飛行機では足がつくので、三人の仲間と車でウィスコンシンまで行くことになります。

ロスから出たことがなかった彼らが初めて見るロス以外の街。
やがて仲間割れが起こり・・・。

イーストはどのような人生を歩んでいくのか。
最後まで救いの見えない小説でした。
それがアメリカの底辺に生きることなのかもしれませんね。

アリ・ブランドン 『書店猫ハムレットのうたた寝』2018/01/24



今回の雪で、わが家の犬たちは雪が嫌いなようで、絶対に雪の上にはいかないことが判明しました。
和犬たちが楽しそうに雪と戯れる姿がうらやましいです。
洋犬ではなく柴犬を飼えばよかったかな?


書店猫ハムレット・シリーズの四作目。

ニューヨークの<ペティストーンズ・ファイン・ブックス>のオーナー、ダーラが企画する地域のお祭りが近づいた。
地域全体が協力するということは難しく、最後まで参加費を出し渋るコーヒー・ショップ店主や、ギリギリに演奏を断ってきたバンドなどがいたが、なんとかお祭りは無事に終わった。
しかし、お祭りの次の日、コーヒー・ショップの店主の妻が死体で見つかり、せっかくのお祭りも台無しに。
殺人事件だけでもショックなのに、友達以上の関係になりそうだったリース刑事が幼馴染と婚約したことを知り、心乱れるダーラ。

ハムレットはハーネスをつけてお散歩するんですね。
犬だけが散歩するのは昔で今は猫もお散歩する世の中になってきたようです。

日本でもカフェを併設する書店が増えてきていますね。
公立図書館もそうなって欲しいと思いますが、場所が狭いので無理かしら。

残念ながらハムレットのシリーズも後1冊。
最後はどう終わるのか、楽しみです。
やっぱりドーラとリース刑事はハッピーエンド?

ジャナ・デリオン 『ワニの町に来たスパイ』2018/01/26

気温が低い日が続いている為か、凍っている道が多く、犬の散歩は気をつけなければなりませんね。
犬たちは凍っている地面が嫌らしく、絶対に歩こうとしません。
ママも滑って転ぶのが嫌なので、結局大きい道しか歩きません。
庭は雪が積もったままです。
日曜日にでもパパに雪かきをしてもらいたいのですが、スコップがないので解けるのをじっと待つしかありません。
雪国に育ったものからすれば、大した雪ではないのですが。


新シリーズ、<ワニの町へ来たスパイ>のドタバタ、ユーモア、コージーミステリ。

CIA秘密工作員のフォーチュンは潜入任務で暴れすぎて、敵から命を狙われ、ルイジアナの小さな町シンフルに別人となって潜伏する。
大人しく過ごそうと思っていたにもかかわらず、町に着いた時から保安官助手に睨まれるわ、家の裏の川で人骨を見つけてしまうわ。
近所に住む、町を牛耳る老女二人に焚き付けられて、人骨事件の真相を追及するはめになってしまう。

CIA秘密工作員なのにフォーチュンはお婆さんたちに負けてます。
彼女たちの正体(防諜工作員だって!)を知ると、なるほどと思えましたが。
それにしてもバナナプディングごときに熱狂するおばあさんたちにはびっくり。
ルイジアナはバナナプディングが美味しい州だったっけ?

三人がこれから何をやらかすか、ちょっと心配ですが、アメリカでは人気のシリーズらしく10作目が出版されています。
ということは、フォーチュンはいつまで潜伏しているのかしらねぇ。

ボールは絶対に離しません2018/01/27

雪が降っている時に、家の中でボール遊びをしました。




見ていると、こんな風にボールを転がします。
が、ボールを取ろうとすると


アララ、噛みついてしまいました。


知らんぷりすると、取ってみろよと、ボールを離します。


取ろうとすると、口で咥えます。


無視すると、またボールを離します。
「取れるものなら取ってみろよ」


手を出すと、咥えます。
こんなことを何回も飽きることなくやります。
人間の方がすぐに飽きてしまいますが(笑)。

よくよく見ると、舌が出ています。
なんででしょう?


しばらく弟を無視していた兄が、急に参戦します。


タックル。
弟はとっても嫌そうです。


何回タックルされても、ボールは咥えたまま。


兄に何をやられても、ボールは絶対に離しません。

「このボールは僕のものだもん」 by 弟。

江戸物シリーズ二作を読む2018/01/28

江戸時代の料理がでてくるシリーズ物。
江戸時代の庶民の生活がおもしろいので楽しく読んでいます。


日本橋木原店にある一善飯屋「塩梅屋」の料理人季蔵は、今年の師走飯を鰯の照り焼き汁かけ飯にしました。
安く鰯を届けてくれる船頭の豪助がいたからです。

そんな頃、常連の岡っ引きの松次と同心の田端が店にやってきて、鰯を採ってくれていた網元の孫右衛門の娘・理恵が殺されたことを告げます。
理恵は豪助の兄貴分の尚吉の許嫁でした。
理恵以外にも殺されている女性がいて、それぞれの遺骸には刺傷があり、身許を表す物が置かれており、藁がついていました。
魔の手は季蔵の傍まで来ていました。
お世話になった元塩梅屋の主人の娘までも狙われたのです。
そして・・・。

鰯はあまり好きではありませんが、季蔵が手をかけると御馳走になります。



このシリーズも最終巻となりました。

兄・波之進を殺した下手人を探していた魚之進は、やっと下手人を見つけますが、彼には手の出ない御三家水戸藩の大物でした。
兄の仇もこれまでかと落胆する魚之進。
その頃、吉原で殺しが・・・。

なんとかすべてが落ち着くところで落ち着きましたが、残念なのは姉のお静との仲。
思わせぶりな終わり方です。
ちなみに「殿さま漬け」とは殿さまが食べるような高級な漬物のことです。

魚之進は幸せになりそうですが、季蔵はどうなんでしょうか。
風野さんの本は面白く読んでいたのですが、この頃、最初の頃の勢いがなくなり、残念です。
書き過ぎですかね。
じっくりと腰を落ち着かせていい小説を書いて欲しいですね。

パパと遊ぶ2018/01/29

寒いです。
北海道出身でも寒さには弱いのです。
だって、家の中が寒いんですもの。

美容院に行ったら、美容師さんが風邪ひきで、部屋も寒く、このまま帰ろうかと思いましたが、我慢しました(笑)。

休日に珍しくパパが遊んでくれました。
見てください、この姿勢のよさ。
(パパの恰好がダサくてすみません)


ボールで遊びたいので、こんな風に立ち上がってボールを見ています。


ボールを取ろうと狙っています。


パパはなかなかボールで遊ばせてくれません。


兄も遊んでもらいたいのかな?
と思ったら、ママのところにやってきてしまいました。
甘えん坊です。


パパに遊んでもらえて満足そうな弟です。


ボールを見ている真剣な目。
何故か舌が出ています。


この舌出しはなんなのでしょう?

山中伸弥&平尾誠二・恵子 『友情―平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」』2018/01/30



平尾さんのことは知りませんでしたが、あのドラマ『スクールウオーズ』で有名な伏見工業高校ラグビー部で活躍した人だったんですね。
そういう人が、ガンに罹り、53歳という若くで亡くなってしまったとは。
この本はラガーマンの平尾さんと山中教授の友情の本です。
でも、私が思ったようなお涙頂戴の本ではありませんでした。
読み終わって、期待が大き過ぎたせいか、ちょっと物足りないような気がしましたが。

なるほどと思ったのは、プロでのチームワークとは「個人が責任を果たすこと」という言葉です。
馴れ合いではなく、一人一人がきっちりと己のすべきことをやることが大事だということですね。
仕事にも言えますね。

「人生はラグビーボールと同じ。楕円形のボールはどこに転がっていくかわからない。しょうがないやないか」
人生の理不尽さはしょうがない。
そういう思いで平尾さんはガンを受け入れたのでしょうか。

年を取ると友人といえる人がなかなか増えませんが、こういう風に友情を結べる人と出会えたということはうらやましいです。

平尾さんはガンになってお亡くなりになりましたが、山中さんという医療のスペシャリストが側にいてくれて、最善の治療ができたのではないでしょうか。
一般の人はそうはいきませんものね。
山中さんを信じ続け、闘病の辛さを周りに洩らさず、最後まで頑張りぬいた一生だったようです。
格好いいですね。

ご冥福をお祈りいたします。



「ママ、僕もラガーマンです。兄のタックルに負けません」by 弟。