西條奈加 『九十九藤』2020/06/25

なんかいい歌がないかなとYouTubeを見ていると、いくつかいい歌を見つけました。
一人暮らしで、淋しいときは聞いて見てください。

Lean On Me」ArtistsCAN
Count On Me」Only Men Aloud
I'll Be There」Only Men Aloud
You Will Be Found」The Welsh of the West End
You're Not AloneMusical performance with Keala Settle, Kerry Ellis and                                more
You're Not Alone」 Michael Jackson




私は英語の勉強だと思って歌詞を見ながら聞いています。
わからないところがあっても日本語に訳してくれている人もいますから、そんなブログを参考にするといいかも。

関係ないですが、男性二人で歌うミュージカルのWickedの中の歌「For Good」がこの頃のお気にいりです。
もともとはエルファバとグリンダの別れのシーンで歌われる、女性二人の歌です。
ウエールズ出身のSteffan HughesとTom Hierの二人が歌っています。
彼らはイギリスの男性コーラスグループOnly Men Aloudのメンバーらしいです。



たまたま株が買えたので四軒目の店として口入屋・冬屋をやり始めた増子屋太左衛門でしたが、二年経っても上手くいかず、店をたたむしかないかと思案していました。
生家が口入業にたずさわっていたことから冬屋を任されたのがお藤でした。
口入屋は奉公人を世話する商売ですが、主に武家が客で、荒っぽい中間を相手にする商売なので腕っぷしの強さが必要でした。
お藤は武家相手から手を引き、商家を相手にしようと考えていました。
祖母のつてで六軒の大店から奉公人を雇うことを承諾されていたのです。
しかし前からいる手代たちには通じません。しばらく武家相手と商家相手の二本立てでいくことになりました。

お藤は『商いは人で決まる』を信条として、冬屋立て直しにかかります。
ただ人を紹介するだけでは駄目なのです。
江戸のお店で賄いや掃除などの仕事を男衆がやっているのに目をつけました。
辛抱のききそうな七人を選び、店で寝泊まりをさせ、お兼を指南役とし、みっちりと台所仕事や掃除を仕込んだのです。
なんとか軌道にのりそうな時に、お藤のことを面白くなく思う組合から呼び出しが・・・。

お藤のバイタリティーがすごいですね。
彼女の過去には色々とありましたから、チャンスがあったらすかさず掴むし、脅しにも負けないし、気概があり、奉公人のことを第一に考えることができるのです。
太左衛門のおかみさんのお品さんが素敵で、お藤といいコンビです。
お藤の思い人の黒羽の百蔵のことをもっと描いて欲しかったです。
お江戸版お仕事本です。

コメント

_ エゾリス ― 2020/09/01 21時54分24秒

江戸を舞台とした人情噺やゴメスなどファンタジックな世界も自由自在に機織る西條奈加さん、彼女の生命が育まれたのは「チーム・オベリベリ」の活動舞台から25㎞ほど東に位置する十勝の池田町。60年ほど前には、毎冬必ずマイナス30度に達し、夏には30度を超え年較差60度以上となった、かっての寒村。そういえばドリカムの吉田美和ちゃんもここの生まれだったような。二人がよちよちやってた頃でも多分マイナス20度ぐらいにはなっていたよね。ちょっと前までは、(笑)足寄方面では、松山千春が吼えていて、チーム・オベリベリの拠点では、中島みゆきが天上の星に向かって雄叫びを(雌叫び?)を上げていた。その祖先達は全国各地から蝦夷にやってきたんだけど、よほどこの土地と自然環境に魂が開放されたのか、皆さんすばらしい世界を創造されている。生きていて本当に良かったですね。これからも、きっと。

_ coco ― 2020/09/02 13時16分06秒

え!西條奈加さんって北海道出身なんですか。知りませんでした。
道産子たちも捨てたもんじゃないですね。

エゾリスさん、コメントありがとうございます。

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