ローラ チャイルズ 『ロンジン・ティーと天使のいる庭』2009/07/16

このシリーズはいつも美味しそうなお茶とお菓子がでてくるので、それを読むのが楽しみなのですが、なんとなく殺し方がマンネリ化しちゃったようです。

セオドシアは植物園のイベントで冷たいロンジン茶を提供しました。ところが知り合いの元B&Bオーナーで、今は商品取引業界のラヴディ&ルクソールで常務取締をやっているマークが、お茶に口をつけたとたんに倒れてしまいます。
彼は心臓が弱かったようで、割れたグラスを調べてみると、非特定薬物が見つかります。
マークの妻のアンジーのために、またまたセオドシアは殺人事件を調べ始めます。

イベントで出したお茶を飲んだとたんに倒れるなんて、なんてありきたりな・・・とは思いましたが、その後、野生の蘭を探しに、セオドシアとティー・ブレンダーのドレイトンが、サウス・カロライナ州の淡水地帯に行きます。
そしてスペース・マウンテンも真っ青なことが起こり・・・。

今回は思わず飲みたくなるようなドリンクが出てきます。
ロンジン茶に絞りたてのレモン果汁と地元産の糖蜜をプラスし、生のミントの葉かレモンバーム、食べられる花を飾るスウィート・ティー。
ジェラートの上から冷やしたジャスミン・ティーかローズヒップ・ティーを注いだアイス・エンジェル。
どうなんでしょうか?試してみましょうか。

では、毎回楽しみな特別なお客用のランチを紹介しましょう。
イチゴの冷製スープ。
付け合せにスライスした梨とスティルトン・チーズのサンドイッチ。
メインディッシュはサーモンのソテーにホワイトアスパラガスのバターソース。
デザートはチョコチップ・スコーンにクロテッド・クリームとブラック・ラズベリーのジャム添え。レモン・ジャンブル・クッキー。
お茶は、最初にヒーチュン茶。二番手はキーマン茶。デザートにはオーキッド・ライツ(半発酵させたウーロン茶に砕いた蘭の花のブレンド)。
前回わかったように、お茶ってワインの様に合う料理があるんです。奥が深いですねぇ。