経済小説、3冊2012/10/16

『D列車で行こう』がおもしろかった阿川さんの別の小説を読んでみました。


赤字続きの会社経営をしている大日本鉄鋼の会長に依頼され、旭山隆児は第三企画室という新部署を立ち上げます。
部下はたった二人。
セクハラを受け、部署異動を願い出ていた風間麻美と新入社員の楠原弘毅。
オフィスは普通のマンションの一室で、古い体質の会社に風穴を開けるために新事業に乗り出そうとしています。
すべてが型破り。赤毛の室長に、一週間会社出社禁止命令。
今までとは違う、誰でも幸せになれる会社は作れるのか。

新しい会社のコンセプトは決まって、これからどうなるのか。
続きは『会社、売ります!幸福な会社』に。


山本さんのお仕事本がおもしろかったので、今度は観光バスガイドの話を読んでみました。
主人公はアヒルバス入社五年目のデコこと高松秀子。
尊敬していた先輩が他の会社に引き抜かれ、腐っていたデコですが、絶対にやるはずがないと思っていた新人研修の教育係りにされてしまいます。
新人は五人。どの子も一癖も二癖もありそうです。
デコはそんな新人たちを一人前のバスガイドに仕立て上げられるでしょうか。

バスガイドさんといえば、修学旅行で出会ったやる気のなさそうなオバサンガイドさんや、ういういしい新人ガイドなどしか知りませんが、実際は大変なお仕事です。
デコさんのようなガイドさんがいるなら、観光バスに乗りたいです。
特に気に入ったのが、「猛獣狩りのプロ」という辺りです。
何かわからないという人は、ヒントとして築地本願寺を出しておきます。
築地本願寺で猛獣狩りができるんですよぉ。
興味が湧いたら読んでみてください。



最後の本は警察官のお仕事です。
使命感もなく警察学校に入ってしまい、警察手帳に彼女のプリクラを貼ってしまうという、いかにも現代っ子という感じの高木聖大が、だんだんと警察官として一人前になっていく様子が描かれています。

ホント、大変なお仕事だと思っています。が、絶対になりたくない仕事です。
誠に悪いとは思いますが、できれば日常生活の中でお近づきにはなりたくないです。
別に私悪いことしてませんが、なんかねぇ・・・。
ごめんなさい。

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