スーザン・イーリア・マクニール 『エリザベス王女の家庭教師』2015/04/19

マギー・ホープ・シリーズの二巻目。


一作目の『チャーチル閣下の秘書』で大活躍したマギーはMI-5の工作員、すなわち女スパイになるべく訓練に励む。
しかし、頭脳はよくても持久力がなく落第してしまう。
ちょうどその頃、空軍パイロットになった恋人のジョンが行方不明になってしまう。
落ち込むマギー。
そんなマギーの次なる使命は、エリザベス王女の数学教師としてウィンザー城に疎開している王女たちの警備にあたること。
ナチスがエリザベス王女を狙っているというのだ。

14歳のエリザベス王女が小さいながらに次の国王になるという自覚があり、健気にも戦時下、頑張っている姿が描かれています。
コーギー犬は小さい頃から飼っていたんですね。
人を噛みつくなんて、躾が悪いですが。
夫のフィリップ殿下とは14歳の時からラブラブだったんですね。
イギリスでは皇室は本当に身近なんですね。
我が国では本の中でも皇室関係は好きに書けないですものねぇ。
国民性ですかね。

マギーの家族の謎が次の本で暴かれるようです。
ジョンとヒューの間でマギーはどんな結論を出すのか楽しみです。

今までにない自立した女性が主人公で、歴史的バックグラウンドもしっかりしている(と思われる)シリーズです。

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