アリ・ブランドン『書店猫ハムレットの跳躍』 ― 2016/03/16
読みながら、変だなぁと思っていたら、これってシリーズの2巻目なんですね。
1巻目は発売せずに、途中から翻訳して出版するって、外国物に多いですね。
読んでいて、こんなことあったっけと思うと、発売されていない前の巻に書いてあったことですもの。
なんで1巻目から出版しないのでしょうね。

ニューヨーク、ブルックリンの書店の入った建物と猫を大叔母から相続したダーラは、書店のオーナーとして頑張っています。
人手が足りないので、バイトの面接をしているのですが、ただ一つ、どうしようもないことがあります。
それは、猫のハムレット。
彼が気に入る人でないと雇えないのです。
すべてハムレットにはねられ、最後の一人はロバートという男の子。
彼はどうやらハムレットから好かれたようです。
ちょっと気になる男性バリーと彼の手がける家を見に行った時、ダーラは書店の常連客カートの死体を見つけてしまいます。
彼の死体のそばには転々と動物の足跡が・・・。
ハムレット?
彼はどこからか抜け出して、夜な夜なお出かけをしているようです。
実はハムレットには得意なことがあります。
それは殺人事件を解くこと。
書店の本を落としてヒントを出し、犯人を教えているのですが、人間たちにはなかなか理解してもらえません。
今回、人間たちはハムレットのヒントをくみ取り、犯人を見つけることができるのでしょうか?
なかなか登場人物たちが個性的でいいです。
ダーラが一番普通の人っぽいです。
書店の店主のおじいさん、ジェイムズ、アルバイトのロバート、元警官で女性私立探偵のジェイク、そして、リース刑事。
この4人がこれから活躍してくれそうです。
この本がそこそこ売れたら、そのうち1巻も出してくれるんでしょうね。
そうそう、猫好きは読んでもガッカリするかもしれませんね。
ハムレットはかわいい猫ではないんですもの(笑)。
<今日のわんこ>
ちょっと光が入り過ぎたのですが、かわいいので載せています。

ベロリと舌を出す弟犬です。
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