霜村悠康 「女医・倉石祥子シリーズ」 ― 2016/05/24

5月中は暇なので、ついついシリーズ物を読んでしまいます。
今回読んだのは、女医シリーズ。
作者の霧村さんはお医者さんなので、医療に関する内容に嘘はないのではと思います。
まあ、主人公の女医さんの書き方が世間の男性がこういう人ならいいなぁと思うであろう、若くて美人でスタイルがよいっていうタイプなのがちょっとですが。
それに、彼っていうのも、医師の免許を持った茶髪刑事っていうんです。
内容がシビアなので登場人物で遊んでいるという感じです。
シリーズは以下です。
①『特効薬 疑惑の抗癌剤』
②『死の点滴』
③『黒い研究室』
④『感染爆発―恐怖のワクチン』
⑤『女医・倉石祥子 死の病室』
⑥『死の最終診断』
⑦『死のレントゲン』
⑧『博士号剥奪』
どれも医療ミステリです。
片平なぎさ主演でドラマになっているようですね。
片平さんはちょっとイメージが違うような気がしますけど。
大学病院の呼吸器内科の医師・倉石祥子が何かおかしいというカンを基に医療機関に起こる不正事件を暴いていくシリーズです。
読みながら思ったのは、いい医師に出会えたら幸運だということです。
医師も人間ですし、病気もわからないことが多いですから、医療ミスを絶対にしないということはありえません。
ですから医師は間違えたことがわかったらすぐに患者に告げ、他の病院や医師に託すことをしてもらいたいです。
医師はプライドが高そうだから、隠すことが多そう(あくまでも私の意見です)。
大学病院の教授選出も裏でお金が飛び交っているようだし、博士号もお金がいるらしいし・・・。
薬やワクチンの認可も裏でなにをやっているかわかんないし・・・。
色々と考えると不信感が湧いてきますが、ミステリですから、現実には起こらない、いえ、起こってほしくないですね。
患者は少ない情報の中で、自分に合ったベストな医療を捜さなければなりません。
難しいですよね。
正すべきことははっきり糾弾し、後はどんなことがあっても、運命だと思って受け入れるしかなさそうですね。
なるべく医療機関にかからないようにしたいですが、持病があるのでそんなわけにもいかないですし。
霧村さんの本がおもしろかったので、次に副作用解析医シリーズを読んでみることにしました。
冬は寒いのでお腹を見せて寝ていなかったのですが、昨夜、暑いからかかわいらしくお腹を見せて寝ていました。

弟は狭い場所が好きらしく、この頃はクレートの中かクッションの下で寝ています。
昨夜、また夜中に吠えていました。
悪い夢を見たのでしょうか?
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