碧野圭 『書店ガール 5』 ― 2016/05/25

遊ぶのに人生かけているようなヨーキーです。
兄を抱いてなごんでいると、吠えます。
「僕も」と言っているのかもしれませんが、彼は抱かれるのが嫌らしく、逃げ出すので、どこにおしっこされるのか心配で、めったに犬部屋から外には出しません。
兄はおとなしく抱かれ、寝てしまいます。
おしっこも決められたトイレ以外ではしません。
この違い、わかっているかな?

『書店ガール』も五巻目になりました。
内容は私の予想が大外れで、理子と亜紀のことではありませんでした。
亜紀は夫がらみでちょこっと出てきますが、ちょっとさびしいですね。
取手駅構内の小さな書店の店長に抜擢された彩加。
本の売れ行きが悪く、バイト店員の心もつかみきれずにいました。
バイト募集にやってきた男性、田中君を雇ったことから、いい方向へと流れが変わっていきます。
亜紀の夫の小幡伸光はライトノベルの編集長になったばかり。
新人賞応募者の中からいい素材を探し育てていこうとしていました。
ところが、受賞辞退、編集員による原稿の改ざんなどといったトラブルが発生し、ライトノベル部門の危機が・・・。
思わぬところで彩加と伸光の出会いがあり、どう二人の相乗効果がでるのかが読みどころのひとつです。
取手駅が出てきて、都内の常磐線沿いまで通勤していたことがあるので、懐かしかったです。
常磐線には向かい合わせの四人席があり、通勤帰りのおじさんたちが酒盛りをしているという噂がありました。
今はどうなんでしょうね。
今回は駅中書店の奮闘とライトノベルの裏側がわかりました。
次回は理子か亜紀が出てくるのかしら?
それとも今回のような彼女たちと関係する書店員の奮闘物語という感じになるのでしょうか。
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