大雪 森のガーデン ― 2019/07/15
北海道に行ってきました。
ガーデン巡りをしたかったので、旭川の近くの上野ファームは前に行ったことがあるので、今回は大雪森のガーデンに行ってみることにしました。
大雪森のガーデンは旭川空港から一時間ちょっとで行けます。

入り口に背の高い木があります。
入場券は800円ぐらいでした。
入り口から入るとすぐにガーデンカフェとガーデンショップがあります。
この2つには入場券がなくても入れます。

こんな風な庭です。

あまり花が咲いていないような感じです。

中央にある2つの花の山みないなもののところから上半身を出すと、スカートをはいているようになります。
私の写真を撮りましたが、ひどいものでした(恥)。

寒いところにしか咲かないというケシの花が咲いていました。

水色の花です。

「大雪な庭」。

ガーデンは思ったほど大きくないので、すぐに見終わってしまいます。
カフェにミクニがプロジュースしたアイスクリームがあったので食べてみました。
期待して入ったのですが、それほど大きくなくて、ガッカリしました。
あまり花が咲いていなかったのは季節が悪かったのかしら?
銀河庭園は10ヘクタールもあるそうです。
千歳空港に近い恵庭にあるので、ガーデンに興味がある方は是非行って見て下さい。(なんて私が言わなくても有名かもね)
旭山動物園に行く ― 2019/07/16
今回借りたレンタカーにこういうステッカーが貼ってありました。

鹿が道路に居座っている時に使うのでしょうか?
調べてみると、北海道の全レンタカーに搭載していて
「鹿避け笛は、車両の前部に搭載し、走行中の風圧がかかることによって笛が鳴る仕組み。音は人間には聞こえない周波数となるため、人間は騒音として感じることはなく動物だけに効果がある。笛は車両に固定しているため、利用にあたっては申し込みや利用料は必要ない」のだそうです。
夫と北海道に何回も行っているのですが、動物園には一緒に行ったことがありません。
旭川市内は特に行きたい所がなかったので、乗り気ではない夫を連れて動物園に行きました。
楽しかったみたいですよ。
正面入口から入り、右側に鳥たちの展示があります。

フラミンゴが片足立ちで寝ていました。
三種類のフラミンゴがいるはずなのですが、私たちの目には2種類に見えます。
ペンギンたちは暑くて動きたくないのか、水の中に入って泳いではくれませんでした。
今まではペンギンの泳ぐのを見れたのに。

このペンギンは人に見られるのが好きそうです。
前にもいたペンギンかな?
冬にはペンギンたちのお散歩姿が見れたのですが、夏はないのですね。

赤ちゃんアザラシがお母さんのところにやってきたという感じです。
左横に大きなアザラシが寝ていました。
お父さんかしら?
アザラシも泳いでくれず、縦の水槽には現れませんでした。
ホッキョクグマも寝ていて、泳ぐ姿が見れませんでした。
(夫は運のない人か?夏に来たのが失敗だったのか)

ちゃんとお仕事をしてくれたのがレッサーパンダです。
では、これから寝ている動物たちの姿をお見せしましょう(笑)。
まず、オオカミ。

次はタヌキ。

キツネ。

なにやら上にいるみたい。

寝ているのは何?

ユキヒョウですか。
今回、寝ている動物ばかりでしたが、その中で一番楽しませてくれたのが、サルです。

仲良く毛づくろいをしています。

こちらのサルは気持ちが良すぎてもだえていました(笑)。

三匹いますが、真ん中のサルが嫌がらせをして、後の二人を追い出しました。
どこにでも嫌な奴っているのね。

この四角い籠は何をするためにあるのかしら?
中に餌を入れるという人もいましたが。

上手くロープを渡っていきます。

一番高い所に登るサルもいました。

ボスサルはどれなのか、わかりませんでした。
他に起きていた動物も載せておきましょう。

アムールヒョウが近くまで来てくれました。

ライオンも起きてくれました。
暑いと動く気がなくなるのは人も動物も同じなんですね。
マウレ山荘に泊まる ― 2019/07/17
旭山動物園で歩き回ったら、次の日、筋肉痛になりました。
約一万三千歩歩いています。
膝を守るため屈伸をあまりしないようにしていたので、筋肉痛になったみたいです。
膝は痛くないので、これからスクワットを軽くやってみますわ。
北海道へは法事に行ったので、楽しみは温泉と美味しい食事でした。
北海道在住の人のブログでマウレ山荘が紹介されていたので、宿泊することにしました。
昨年リニューアルされたそうです。
旭川空港から約1時間50分ぐらいかかります。

こんな高速道路っぽくない道を走ります。
たまに道がボコボコしています。
高速を降りてから、山道みたいなところを走り、やっと着きました。

まあ、かわいらしいこと。
フロントまで車道がないので、車は手前で降りなければなりません。
雨が降っていると大変です。
夫が車を停めに行っている間、一人立っていると、しばらくしてカートを持ってお迎えがきました。
私たちの次の人たちにはどなたも出てきませんでした。
人手が足りないのかもしれませんね。
お部屋の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、30㎡なので狭いです。
北海道なのだから、ドーンと大きなお部屋に泊まりたかったわ。
次回泊まることがあったら、温泉付特別室を狙っています。
温泉はアルカリ性単純泉なので、まろやかで肌に優しく、お肌はツルツルします。
私のように肌の弱い人にぴったりのお湯です。
楽しみなお食事は和食と洋食の折衷。
2種類あり、贅沢なピリカコースにしました。
実はマウレコースとピリカコースの違いがよく分かっていません。
お値段の高い方がいいかと思ってピリカにしただけです。
まず、前菜。

しまえびの浜ゆで、動産牛のテリーヌ、山女魚のエスカベッシュ、ホヤの山椒ソース。

スープはオマール海老とカニ爪のビスク。

お造りの長崎の本マグロが厚くて美味しかったわ。
白身魚は青ぞい。青ぞいって初めて食べました。
この後、黒ぞいの焼き物があり、肉料理となります。

思うに、この津別産流氷牛ロースのグリルが、このコースのメインのようです。
味に独特の風味があり、普通の牛肉とは違います。
津別ってどこにあったっけ?北見の近くのようです。
なかなか行ける所ではないですわ。
この後、タラバガニの炊き込みご飯と赤だしが出て、締めのお蕎麦です。

幌加内産北わせ蕎麦粉使用の手打ち盛り蕎麦。
十割蕎麦のようです。
蕎麦はおかわり自由でした。
最後にデザートでお食事は終わりました。
夫はビスクが気に入ったようでした。
もう一泊したので、明日はもう一つの美味しいレストランを紹介します。
フラテッロ・ディ・ミクニのヴィラに泊まる ― 2019/07/18
今回の旅行のメインがフラテッロ・ディ・ミクニのヴィラに泊まって美味しい料理を食べるということです。
ヴィラは大雪森のガーデンの中にあります。
旭川空港から1時間ちょっとで到着します。
宿泊者にはもれなく大雪森のガーデンのチィケットがもらえます。
ヴィラのフロントはなくて、レストランのフラテッロ・ディ・ミクニに行ってチェックインをします。

これがレストラン。
丘の上にあります。

レストランの中から、山が見えます。

ヴィラは丘の麓にあり、レストランから2、3分。
2人用のヴィラ、5人用ヴィラ、2人用の部屋が3つあるヴィラがあります。
ヴィラは4つあるのですが、もう一つは何人用かわかりませんでした。
私たちの泊まったヴィラのリビング。

北海道家具がふんだんに使われています。

お風呂に窓が付いています。
道路に面しているので、開けっ放しにはできませんけど。

湯船とシャワーブースがあります。
食事まで時間があったので、森のガーデンを見に行きました。
レストランまでは歩いて行きました。
雨など降った時は頼めば迎えに来てくれます。
座った席からは厨房が見えます。
4人の若いシェフたちが料理しています。
一人女性がいました。
まず、エントラータ。

タマネギ(だと思う)を使ったもの(上)と鳥を使ったもの(下)。
名前を忘れてしまいました。

佐呂間 帆立 北寄 焼き茄子ジェノヴェーゼ トマトの泡。

滝川 鴨砂肝のコンフィ 北見 サツマイモ 白糠町 呂ビオラチーズ。
砂肝って硬いとばかり思っていましたが、この砂肝は柔らかく、生っぽかったです。

函館 穴子 リゾット。
これが私的には一番美味しかったです。

冷製カッペリーニ 積丹ウニ 増毛甘海老。
ウニが乗っているとばかり思っていたら、甘海老でちょっとガッカリ。
美味しいウニが食べたかったわ。

標茶町 星空の黒牛 アロースト 上川野菜添え。
この牛はいつも食べている牛と同じ味でした。
流氷牛はくせのある味でした。

デザート。
カフェは珈琲かエスプレッソが選べます。
お年を召した女性客の声とか後ろの男性客がパスタをズルズルすする音がしましたが、景色を楽しみながらできた気さくな食事でした。
噂によるとランチが好評で、なかなか予約が取れないそうです。
このレストランは冬もやっているそうです。
美味しいディナーを楽しんだ後、ヴィラでゆっくりしました。
さて、楽しみな朝食です。
ネットで見たら、朝からピザらしいので、どうなんだろうと思いながらレストランへ行きました。

ミネストローネのようなスープとピザ、サラダ、選べるジュース(トマト、オレンジ、葡萄)。
思ったほどピザは重くはなかったです。
私が食べ残したピザは夫が食べました。

パフェかと思ったら、ヨーグルトでした。
カプチーノがあったので、頼みました。
窓から牛が見えないかと見ていたら、何やら動物が見えました。
iPhoneのカメラで拡大してみていると、双眼鏡を貸してくれました。
鹿でした。
家族なのか、角の立派なお父さんとお母さん、子供たち2匹、そして、遠くにもう一匹いました。

中央下に何やら茶色の物が見えますが、それが鹿です。
こんな時には望遠レンズのついたカメラが欲しくなります。
iPhoneのカメラではこんなもんですね。
朝食後、散歩をしました。

のどかな景色が広がっています。
北海道で中国資本が土地買収をしていると聞いています。
これからどうなるんでしょうね。

兄が飼っている猫です。
7歳で健康診断をしたら、心臓が肥大していることがわかったそうです。
前までは動き回っていたのに、今回はあまり動きません。
毛のつやもなくなったみたい。
いつまでも元気でいて欲しいです。
家の犬たちは元気でした。
お迎えに獣医さんのところに行くと、静かに迎えてくれました。
もっと喜ぶかと思ったのに・・・。
兄が抱いてと言って近寄ってきたので、抱いてやりました。
弟はご飯を食べなかったようです。
彼は気にくわないことがあるとハンストします。
若かった頃、お泊まりすると兄もご飯を食べなかったのに、この頃は慣れたのか、しっかりと食べます。
雨が降っていたので、カートを持っていきました。
この二匹、カートに乗ると身を乗り出し、動き回ります。
しばらくすると兄は大人しく座りますが、弟はカートから落ちそうになります。
今回も落ちそうになって、慌てて捕まえました。
雨が降っているので、中に閉じ込めようとしたら兄は嫌がったので、頭だけ出していました。
家が近くなったので、弟も外に顔を出させました。

車酔いしそうな兄。

お調子者の弟。
相変わらず仲が悪いです。
北海道まで連れて行ってあげたいけど無理なので、次は一緒にどこかに行きましょうね。
「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」@UPLINK吉祥寺 ― 2019/07/19

ニューヨーク公共図書館を扱ったドキュメンタリー映画で、上映時間が三時間ぐらいもあります。
ナレーションはなく、淡々と描かれていますので、たまに眠気が襲ってきます(笑)。
他の映画を見に行った時はそれほどいっぱいではなかったのですが、何故か興味がある人が多いらしく、映画館はほぼ満員でした。
ニューヨーク公共図書館は研究目的の4つの図書館と地域に密着した88の図書館を会わせた92の図書館のネットワークで、すべての階級・人種・民族を対象に幅広いサービスを提供しています。
映画では12の図書館が紹介されています。
日本のように「公立」図書館ではなくNPOなので「公共」なのですね。
予算の6割は市や州、4割は市民からの寄付で成り立っているようです。
映画の中で予算をどう確保するかという話し合いが幹部たちで何回もされています。
日本の図書館と違うのは講座や講演、コンサートなどが数多く開かれていることです。
合間合間に小説家や詩人たちが司会者と自分の作品について語ったり、作品を読んでいたりする場面がでてきます。
アメリカの現代作家や詩人のことはわからないので、誰かわかったらよかったのにと思いました。
そういえば日本の作家や詩人は積極的に人前には出てこないですよね。
たまに書店でサイン会をやっているらしいですけど、図書館で何かやってくれたら行くのにと思いました。
まあ、公立図書館の場合、お礼はあまり出せないでしょうから難しいんでしょうねぇ。
驚いたことは、ネット環境がない人のために無料でwifiルーターを貸し出していたり、無料のパソコン講座や就職支援もしていることです。
ハローワークのようなこともしているなんて、日本では考えられませんよね。
「公共」であるからこそ地域の人々が何を求めているのかを汲み取り、サービスとして与えていくということを図書館がやっているのですね。
「図書館」というと、楽しみのためや研究目的のために本を借りる所と思っている人が大部分だと思います。
この映画を見ると「図書館」というものの固定観念を破られます。
日本の図書館には地域住民のために変わるべき所が沢山ありますね。
これからのデジタル社会で図書館がどう変わるのか、期待しつつ見ていきたいと思います。

ランチはザ・シティ・ベーカリーで4種のデリ・プレートを食べました。
パンは選べず、トースト用でふんわりした口当たりでした。
東川篤哉 『探偵少女アリサの事件簿 1&2』 ― 2019/07/20
読んだ本が貯まっています。
この頃は軽い物しか読んでいないのですが。

スーパーに勤めていたのに、大量のオイルサーディンを発注してしまい、首になってしまった橘良太は、仕方ないので「なんでも屋タチバナ」を始めます。
ひょんなことで、本人曰く名探偵だという綾羅木と知り合い、彼が探偵の依頼でいない時に彼の娘で美少女の有紗の面倒を見ることになります。
ようするに子守ですね。
有紗はロリータ服を普段着にしており、自らを探偵と名乗るおませちゃんですが、良太よりも探偵に向いていることは確かです。
いつも事件に巻き込まれる良太のところに現れ、良太を従え、バッサバッサと事件を解決していきます。
南武線の溝口と武蔵小杉に関する蘊蓄(?)が面白いですね。
南武線は数回乗ったことがありますが、何かないと乗らない、どちらかというとマイナーな線のような気がします(あくまでも私の個人的見解です)。
東川さんは東京に縁のない人のようですが、会社に入ってから上京したのですかね。
なんで国立とか溝口などよく知っているのかしら?
まあ、どってことのないミステリですが、ロリータファッションの有紗がかわいいから許しましょうかね(笑)。

眠たいところを邪魔され、ちょっと目つきの悪い兄犬。
獣医から戻り、やっとくつろげたようです。
ドームはもう元には戻らなくなったようです。
大沼紀子 『路地裏のほたる食堂 1~3』 ― 2019/07/21

「ほたる食堂」という屋台の料理屋は、居場所を持たず営業をする店です。
お金を持っていない子供は無料で、一つだけ秘密を話すことが決まりです。
店主の神宗吾は記憶喪失で、料理が抜群にうまい以外は自分の過去を知りません。
『路地裏のほたる食堂』
東京の大学に通い、教育実習のために故郷に戻った久住亘。
高校の時に苦手だった結衣も実習に来ていることに辟易しながらも、それなりに実習をこなしていきます。
生徒の中には個性的な子もいます。
給水塔に登っているのを注意した男子生徒はものすごく整った顔をしていて、ダンサーのような身体をしていて、何故か腰に炊飯器をぶら下げていました。
彼は鈴井遙太といい、おにぎりを握らせ、食べて占いをしていました。
その頃、双子の妹から子猫を入れた缶「猫缶」が放置されている事件の話を聞きます。
亘は結衣と共に犯人を捜すことにしますが・・・。
『路地裏のほたる食堂 2人の秘密』
東京に戻った「ほたる食堂」の店主・神宗吾のところに、夏休み限定のバイトとして押しかけてきたのが鈴井遙太。
この2人には共通の、他の人には秘密にしている、不思議な力がありました。
「ほたる食堂」に姿を消したグラビアアイドルの行方を捜している男がやってきます。
遙太は早速自分の力が役立つと思い、捜査に協力しようとします。
遙太とは反対に自分の力を秘密にしておきたい宗吾でしたが、捜査に巻き込まれていきます。
『路地裏のほたる食堂 3つの嘘』
東京の大学に入学した遙太は、たまたま神が脚に怪我をしてしまったため、神の家に滞在し、神の手伝いをすることになります。
ある日、ビーフストロガノフを出した時にやってきた一見の客が、このビーフストロガノフは娘のレシピだと言いだします。
娘は駆け落ちをして、行方知らずだというのです。
そこで娘の捜索の手伝いをしようと言い出すのが、遙太。
さて、無事に娘は見つかるのか。
一巻目を読むと、主人公は誰?この本での「ほたる食堂」の役目は何?
とクエスチョンが頭の中を行き来しましたが、二巻目からは店主の神とバイトの遙太の二人の掛け合いが面白くなります。
次回は神の過去が明らかになるのかしら・・・。
似鳥鶏 『育休刑事』 ― 2019/07/23

あとがきで著者が書いていますが、この本は「警察小説で本格ミステリであると同時に、「男性の育児」のリアルを伝える疑似体験本」です。
とにかく主人公の県警本部捜査一課・秋月春風巡査部長の生後三ヶ月になる息子・蓮君がかわいいです。
赤ちゃんパワーはすごいですね。
奥様ではなく夫の方が育休をとるという発想がいいですね。
ひょっとして似鳥さんのところに赤ちゃんがいるのでは。
それじゃなけりゃこんなにリアルに育児のことを書けないだろうなぁと思って読んでいたら、あとがきに子供ができたと書いてありましたので、やっぱり著者の実体験だったのねぇ。
赤ちゃんのいる家庭の人が読んだら、思わず「そうなのよぉ」と声をあげそうなことがいっぱい書いてあります。
まあ現実的ではないのは、育休中の刑事を捜査に参加させるということですが。
殺人事件現場に赤ちゃんが・・・なんてありえない。
それにしても主人公のハルくん、育児も捜査も何でもでき、スペック高過ぎですわ。
奥様の沙織さんの職業は想像できましたが、最後に「エ!」があるかも。
ミステリだけどほんわかできる作品です。
私は「楓ヶ丘動物園シリーズ」が好きなので、次回はこのシリーズの続きをお願いします。
もちろん蓮君がもう少し大きくなった姿も見たいですが。
鳴海章 『情夜 浅草機動捜査隊』 ― 2019/07/24
「松方コレクション展」を見るために上野まで行きました。
チケットを買おうと思ったら、長蛇の列です。
テレビで紹介された影響でしょうか。
夏休みになったせいでしょうか。
友人には夕方に息子さん夫婦が来る予定があったので、諦めておしゃべりだけをすることにしました。
近場のアフタヌーンティー・ティールームで海老オムレツと2種デリのアジアンプレートとハーフケーキ、紅茶を頼み、おしゃべりを楽しみました。

来月は人の入らなさそうな展覧会に行くことにしましたが、どうでしょうね。

私は持っている女、小町さんと定年を迎えた刑事の辰見が好きです。
今回、二人は出てきますが、活躍しておらずガッカリしました。
そうそう、嬉しいことに辰見は定年後、再雇用で刑事を続けています。
六年前、機動捜査隊の辰見たちに補導された二人の少年がいました。
そのうちの一人、栗野力也は警察官になり、今は卒業配置の交番勤務をしています。
栗野はたまたま臨場した事件現場近くで、かつて一緒に補導された鈴木聖也を見かけます。
不審に思った栗野は聖也のことを調べてみると、彼は殺人事件を起こしていました。
聖也はその時に助けた少女と再会し、彼女と親しくなります。
その頃、覚醒剤がらみの殺人事件が起こります。
捜査上にカイザーという名があがります。
中学校時代に親友だった二人が同じように補導されたのに、その後、一方は警察官、一方は犯罪者という違いが切ないですね。
性格の違いなんでしょうか。
次回はできれば小町さんと辰見さんの二人が活躍しますように、お願いいたします(笑)。
桜木紫乃 『緋の河』 ― 2019/07/26

カルーセル麻紀さんをモデルに書かれた本だそうです。
カルーセルさんが桜木さんと同じ釧路出身ということを知りませんでした。
港町だからでしょうか、書かれている町の雰囲気が私の育った町とは全く違います。
幼い頃から華奢で可愛い顔をしており、女の子の服装が好きで、きれいになりたいと思っていた秀男はそんな見かけのため、学校では男の子たちから苛められてきました。
やがて自分を守るために、強い男の子たちを利用するようになります。
高校に入学後、閉鎖的な釧路の町から札幌へ家出をし、捜索届が出ていたため見つかって釧路に連れ戻されます。
しかし、釧路では生きていけないと悟り、家族にはっきりと家を出ることを告げ、札幌、東京、大阪とゲイバーで働きながら自分の道を開拓していきます。
秀男6歳から22歳までを描いた作品です。
小説ですから実際のカルーセルさんに何があったかは謎ですが、LGBTが今ほど認められていない時代に、自分の意思を通し、周りの無理解にも負けずに生きていく秀男が素晴らしいです。
彼の陰に母と姉の愛があったのですね。
続編が秋からスタートするそうです。

舌を良く出す弟。
来週、再度去勢に挑戦します。
肝臓の値が悪かったら諦めるしかないのですが、どうでしょうか。
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