麻見和史 『茨の墓標 警視庁分書捜査官』 ― 2021/03/30
警視庁文書捜査官シリーズの八作目。

東京都小金井市で、家の取り壊しの事前確認に訪れた建設会社の社員が、庭で埋まっている人間の右手を見つけ通報してきた。
現場で不可解なメモが見つかり、文書解読班が呼ばれる。
そばに落ちていたボールペンに印刷されている文字とポケットに入っていた『四行詩』が解読班に任される。
矢代朋彦と夏目静香がボールペンの出どころを調べ、鳴海里沙が四行詩の方を調べることになる。
ボールペンはノベルティグッズとしてあきる野市の不動産屋が配っていた。
四行詩は神保町の自称『古本探偵』に調査を依頼すると、自費出版された詩集に似たような詩があることがわかり、3人は詩人に会いに行くが決め手にはならなかった。
次の日、狛江市の古いアパートの階段下で胸を刺されて死亡している男の死体が見つかり、その男のジーンズのポケットに四行詩が入っていた。
2つの詩からわかったのは、犯人は自分で作った詩に合わせて、死体損壊や死体遺棄を行っているということ。
理沙はふたつの四行詩の分析を続け、矢代と夏目は最初の被害者が利用した国分寺駅近くの酒販店から被害者のように考え行動してみることにする。
その結果、矢代たちは被害者が泊まったビジネスホテルを見つける。
文書解読はなかなか進まず、とうとう理沙は恩師・遠山のところまで押しかけるが進展はない。
仕方なく、3人は遠山のアドバイスを聞き、被害者の住んでいた奥多摩の辰井集落まで行ってみる。
そこでわかったのは、第二の殺人事件の被害者がこの集落に住んでいたということだった。
そうこうするうちに第三の殺人が起こる。
今回は夏目のキャラ立ちがすごいですね。
BL好きで、同人誌に小説を書いているんですかぁ。
こんなキャラはいらないから、文書解読の方の充実をお願いしま~す。
<今週のおやつ>

♡の形がかわいい、マドモワゼルCのクッキーです。
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