映画版「幼獣マメシバ」を観る ― 2022/02/10
「犬飼さんちの犬」で印象に残ったペットショップ店員・芝二郎が主人公のドラマと映画を見つけました。
「幼獣マメシバ」(2009年1月~3月)が一番最初で、それから「マメシバ一郎」(2011年10月~12月)、「マメシバ一郎 フーテンの芝二郎」(2012年10月~12月)、「幼獣マメシバ 望郷篇」(2014年7月~9月)と放送されたようです。
人気があったのか、それぞれ映画版が作られています。
ドラマの方を観たかったのですが、「幼獣マメシバ」と「幼獣マメシバ 望郷篇」はアマゾンのプライムビデオでは観られません。
そんなわけで、最初に2009年に作られた「幼獣マメシバ」の映画版の方を紹介します。

芝二郎(佐藤二朗)は映画では何があったかわかりませんが、昔辛いことがあったようで、35歳になるというのに引き籠もりをしているニートです。
ブログを書くのが趣味。うまい棒が大好きで、大人買いして主食がわりに食べています(たぶん、笑)。
いつも右手を顎につけていて、話しの合間に「ウン」というのが口癖。
ああ言えばこう言う、人の考えていることを勝手に妄想して、自分を責める言葉に置き換えるという困った性格の人です。
父(笹野高史)が急死して、四十九日の法要だというのに二郎は欠席し、親戚連中は呆れています。
母(藤田弓子)は失踪中で、親戚の郵便配達員、べーちゃんこと財部陽介(髙橋洋)がいつも母からの謎の絵が描かれたハガキを届けに来て、母を探すように言いますが、二郎はガンムシしています。
ある日、母から「一郎」と書かれたハガキとマメシバの一郎が届きます。
二郎は一郎を近所のペットショップに引き取ってもらおうとしますが、家族全員の承諾がないとダメだと断られます。
気のいい店長さん(髙橋直純)に「犬と人との合コン」を紹介され、べーちゃんと一緒に行きますが、人との関わりを避けていた二郎は雰囲気に馴染めず、途中で帰ってしまいます。
その時、べーちゃんは合コンの主宰者の巻可蓮(安達祐実)に犬好きが集まる音楽イベントに参加しないかと誘われます。歌手志望のべーちゃんはグランプリがCDデビューということに釣られて歌う気満々になり、二郎は一緒にイベントに行くハメに。
「自宅から半径3m」の範囲内で暮らしていた二郎が、山梨に幻のうまい棒があることを言い訳にして、生まれて初めて町を出ました。
歌を歌ったべーちゃんは、なんと優勝。よかったですね。
可蓮から一郎の里親を紹介すると言われたのですが、二郎は一郎をこちらにいるらしい母親に返せばいいと断ります。
しかし可蓮は何故か一緒に二郎の母を探すと言い張り、ハガキに描かれた居場所のヒントの絵を精力的に解いていき、二郎を引きずり回します…。
引きこもりの息子のために色々と考えたお母さんも大変ですね。
こうなる前に行動を起こせばよかったのにね。
35歳の息子に優しく「じろちゃん」と言ってんですから、子も子だけど、親も子離れできていなかったのね、笑。
何と言っても佐藤二朗さんがよく、一郎役のマメシバ君が可愛かったです。
躾がいいのか大人しい犬ですね。
家の犬たちはあんなに静かにしていませんわ(恥)。
マメシバは大人になってもあの大きさなのか気になりました。
もしかして数匹一郎がいたとか…?
しいて難を言うと、最後がちょっと壮大すぎwww。
気になった台詞。
「休息ってクセになるの知っていた。一回休憩すると、次に動きだすのに、すっごい力が必要なんだって」
なるほど…。
映画も悪くないのですが、私はドラマの「幼獣マメシバ」を観たいです。
中古のDVD買おうかしら…。
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