エレイン・ヴィエッツ 『死体にもカバーを』2007/08/18

『死ぬまでお買い物』を書いたエレイン・ヴィエッツの第二弾です。
浮気をした夫に今後も慰謝料を払うのが我慢できずに逃亡した、ヘレンの話です。
前回はブティックに勤めていましたが、今回は大書店に勤めています。
本好きの人なら一度は本屋に勤めるということに憧れたことがあると思いますが、この本を読むと、それがとんでもない間違いであることがわかります。
大書店の様子は映画「ユー・ゴット・メール」を見ていただくとわかると思います。
そう、ゆったりとしたソファーとか椅子が置いてあり、どうぞご自由に本をお読み下さいという雰囲気をかもし出し、カフェがあり…という感じです。

ヘレンは<ページ・ターナーズ>という書店に勤めています。
書店のオーナーはスケベオヤジで、作家希望の女性達を食い物にしているようです。

トイレ掃除の状況やレジのお客、とんでもない性犯罪者とかが出てきて、笑ってしまうやら、気持ち悪くなるやら。
この本を読むと、大書店では働けませんわ。

今回はスケベオヤジのオーナーが殺されてしまい、下宿<ザ・コロナード>に住んでいる友だちのペギーが容疑者で捕まってしまいます。
ペギーの意外な過去にヘレンはびっくり。

<ザ・コロナード>は白アリの餌食になってしまうし、<ページ・ターナーズ>はオーナーのせいで潰れてしまうし、男とも上手く行かないし…。
でも、ヘレンは今の生活に喜びを感じています。
そうそう<ザ・コロナード>の大家のマージョリーがいいですね。

夜の10時ぐらいから読み出したのですが、止まらず、次の日は寝不足になってしまいましたwww。
第三弾が楽しみなシリーズです。