パトリシア・コーンウェル 『捜査官ガラーノ』2007/08/22

『検屍官シリーズ』のパトリシア・コーンウェルがニューヨーク・タイムズ・マガジンに連載していたミステリーです。
そのものずばり。新主人公の名前を日本での題名にしています。

ウィンストン・ガラーノはマサチューセッツ州警察捜査官。
父親が黒人で母親がイタリア人の混血児で、褐色の肌、漆黒の髪のハンサムボーイです。
その容姿のためか、何故か野心家で美貌の地区検事、モニーク・ラモントに気に入られ、いろいろな仕事を押しつけられて、振り回されています。
今回は彼女の気まぐれからか、全米法医学アカデミーの研修に行かされていたのに、急に呼び戻されます。
飛行機で駆けつけたのに、ラモントは遅れてきた上に、二十年前の老女殺害事件を再捜査するようにと命じます。
一体なんのために?
ラモントに会った夜、祖母の家に行くと、不思議な力がある祖母はタロットを使いある予言をします。

早い場面展開で一気に読ませます。シリーズ化するとおもしろいかも。