佐藤青南 「エンマ様」シリーズ2015/05/23

「エンマ様」シリーズなんて、名づけ方が今一つです。
主人公の美人刑事の名前が絵麻で、被疑者の取り調べの時に嘘を見破るのがうまいことからエンマ様というらしいです。


一作目が『サイレント・ヴォイス』、二作目が『ブラック・コール』、三作目が『インサイド・フェイス』と順調にシリーズ化しているようです。

警視庁捜査一課巡査部長、取調官の楯岡絵麻は行動心理学を用いて、相手のしぐさや行動パターンから嘘を見破ります。
その手法は、同僚の身長185センチの厳つい若手刑事の西野を利用し、自身は美貌とキャバ嬢かと思われるような話術を使い、被疑者のご機嫌を取り安心させ、彼らのパターンを調べるのです。
嘘を言うと、嘘だというマイクロジェスチャーが見えるなんて、本当なのかと思います。
こういうことを知っていると、騙されることはないでしょうね。
びっくりしたのは、地図を用意し、どこにアジトがあるかとか、凶器が埋まっているかとか、相手の反応を見て探っていくのです。
相手の微妙なサインを見抜くには相当な集中力が必要ですよね。
絵麻のような軽口をたたきながらなんて大変です。
絵麻のような人がいると日本の警察も楽でしょうが、相当な技術のいることなので、簡単にはできないのでしょうね。

どういう取り調べかは本を読んでみてください。
行動心理学の本を読んでみたくなります。

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