クレオ・コイル 『沈没船のコーヒーダイヤモンド』 ― 2018/12/03
「コクと深みの名推理」シリーズの十六作目。

コーヒーショップ<ビレッジブレンド>のマネージャーをしているクレアは、経営者で元夫でバイヤーのマテオの母であるマダムから、マテオの様子がおかしいので調べて欲しいと頼まれる。
そんな彼女たちの心配にも気づかないマテオは、多くの乗客と共に海底に沈んだイタリアの豪華客船が現代によみがえることになり、船内で飲まれるコーヒーのコンペがあるので、参加しようとクレアに言ってくる。
クレアはコンペに参加することにする。
その頃、恋人でニューヨーク市警の刑事のマイクは警察官を狙った銃撃事件に関わっていた。
クレアはマイクのことが心配でたまらない。
マイクの同僚が撃たれ、病院に運ばれた時に看護師から言われた「友人には法律上の地位はありません」という言葉にクレアは悲しい思いをしていたのだ。
もし、マイクが撃たれたら…。
クレアの気持ちを聞き、マイクはあることを決心する。
クレアとマイクの関係はどうなるのか。
警官銃撃事件の犯人は一体誰なのか。
そして、沈んだ豪華客船に隠された過去とは…。
コージーミステリの割に読み応えのある内容でした。
18巻まで発売されているようですが、クレアとマイクはなかなかハッピーエンドにはならないようです。
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