アーロン&シャーロット・エルキンズ 『悪夢の優勝カップ』 ― 2012/02/12

今日は用事があったので、勝どき付近に行ってきました。高層ビルが立ち並び、新しいビルも続々と建っているようです。
水辺を歩くのは気持ちがいいです。
鎌倉に住めないのならここら辺に住んでもいいかなと話していましたが、違うところに住むことになってしまいました。

『怪しいスライス』に続く、プロゴルファー、リーの第二弾です。
賞金ランキング九十八位のオレゴン州ポートランド出身の無名選手であるリーが、ニューメキシコ州ロスアラモスにあるゴルフ場、コットンウッド・クリークで開催されたWPGTツアーで調子がよく、初日に首位をキープしました。彼女のスコア64はこのコースの新記録です。
これは優勝できるかもしれない。
そう思ったリーですが、心配なことがありました。腕が痛いのです。
医者に診せるとトーナメントを棄権するように言われるかもしれないと考えると不安になるリーです。
友人のペグに言われて医者に診てもらうと、テニスひじでした。リーはプレーを続行することを決心します。
次の日、雷でプレーは中断されます。コースの側の家に避難していたリーがプレーを再開するためにカートに乗っている時に、倒れている男を見つけてしまいます。
リーはすばやく気道を確保をし、心拍蘇生法を施し、通りかかった人に助けを頼みます。救護員が来るまで心臓マッサージを続けていたため、リーのテニスひじの腕はクラブを振ると激痛が出るまでになってしまいました。四週間から六週間休まなければならないと医者に言われてしまいます。
仕方なく、棄権をし、これからのことを考えると暗くなるリーでしたが、テレビの仕事が舞い込みます。これでお金はなんとかなりそうです。
リーが助けようとした男は死んでしまいます。一見雷にうたれて死んだかのように見えましたが・・・。
前回恋人同士になり、今は距離を置いていたカーメル市警警部補のグレアムがわざわざリーに会いに来ます。ロスアラモス郡警刑事のルーペンと知り合いで、ゴルフをよく知らないルーベンの手助けをすることになります。
アメリカのスポーツ中継の様子が垣間見られる内容です。
グレアムと親しくなりすぎると、自分の将来がどうなるのかと考えるリーの気持ちがよくわかります。
年を取ると、結婚しちゃえばどうにかなることがわかるのですが。
リーがいつ優勝できるのか。そしてグレアムとの関係がどうなるのかが楽しみになってきました。
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