「ブリティッシュ・ベイクオフ シーズン1 、エピソード2 第2話」を観る ― 2021/08/09
最初に謝っておかなければなりません。
このシリーズには「ベイカー」が出てくるということで、焼くのはケーキだけではないのです。ケーキだけをみると、あまりたいしたものとは思えなかったのですが、二週目からは違ったものを焼かなければなりません。
とても私にはできませんわ。
参加者の方々、すごいです。馬鹿にしてごめんなさい。
私みたいな初心者ではない方は、こんなこと私にもできるわと思えるのかもしれませんが…。

前に紹介した司会のコメディアンの方がこの二人です。
スー・パーキンス(右)とメル・ギェドロイツ(左)です。
スーさんは『スー・パーキンスとさぐる現代日本の多様な文化(Japan with Sue
Perkins)』という日本を紹介する番組に出演していたみたいです。
2週目は歴代スコットランド王が戴冠式を行ったスクーン宮殿の庭にテントを張って行われました。
作ったのはビスケットとティータイム用の焼き菓子です。
最初の「オリジナルレシピ」でビスケットを2時間で作ります。
参加者は糖蜜入りのジンジャービスケットや薔薇の形のショートブレッド、ステンドグラス入りのシュートブレッド、チーズ&ローズマリーのビスケット、ミリオネア・ショートブレッド、オートミールレーズンクッキー、ピーナツキャラメルショートブレッドなどを作っていました。
どんな味が味見がしたいですね。
今回のビスケットの歴史はというと…。
ロンドンから約60キロ西、テムズ川とケネット川に挟まれたReading(レディング)という町が紹介されていました。
レディングはビスケット工場の町で、今から100年程前までハントレー&バーマーズ社の世界最大規模の製菓工場があったそうですが、今はありません。
ハントレー&バーマーズ社は別の土地でビスケットを作っているそうです。
「Digestive Biscuit(ダイジェスティブビスケット)は最初に作られた時に制酸剤として機能する重曹が入っていたため、「Digestive(消化性)」とつけられたそうです。
有名なマクビティブランドは1830年にロバート・マクビティがエディンバラでパンの製造販売として開業し、ダイジェスティブビスケットは従業員のグラントがレシピを開発したそうです。
スコットランドと言えば、ショートブレッドが有名ですが、中世のパンが元で、水とイーストにバターを足して二度焼きしてできたものです。
スコットランドでは酪農が盛んだったことが関係しているそうです。
17世紀になって砂糖を練り込みました。
何故「ブレッド(パン)」とつけられたかというと、「ブレッド」なら課税されないからだそうです。
ショートブレッドの缶に描かれている男性はボニー・プリンス・チャーリー(本名は長くて、Charles Edward Louis John Casimir Silvester Maria Stuart)だそうです。美貌で人気のある王子様だったそうです。

冒険家のラノフ・ファインズが4000ドル以上払って買った、ファニー・クラドックが南極探検をしたスコット隊長たちのために焼いたビスケットも登場します。
今も食べれるかどうかわかりませんが、腐らず残っています。固く焼いているからかしら?
次の「テクニカルチャレンジ」ではポールのレシピでスコーンを作ります。分量だけ書かれており、手順とか焼き時間は参加者が決めます。
人によっては腹割れ線(狼の口と言われている)ができていないものもあり、時間制限の中でやると焦ってしまい失敗することがあり、可哀想になります。
最後はプチ・フール、三種類。メレンゲとシュー、マカロンを作ります。
この3つを私はまだ作ったことがありません。シューは膨らむかどうか難しいと言われていますが、さすがみなさん、無事に膨らんでいました。
審査員のお二人は結構厳しくて、ポールなんかここが悪いとズバッと言っています。
今回も脱落者は2名で、残ったのは6名になります。
審査員の話を聞いていると、誰が落ちそうかわかりますね。
観ていると食べたくなります。
私は今のところ最終戦まで行けそうなのはあの三人だと予想していますが、どうなるかしら…。
特に飛び抜けて上手い人はいないみたいです。
三週目はケント州でパン作りです。
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