重松清 『定年ゴジラ』2006/03/04

銀行を定年退職したばかりの、くぬぎ台に住む山崎さんは、時間をもてあましがちでした。
近所を散歩中に、同じように定年を迎え、何年かたった人たちと仲良くなります。
そうするうちに娘の不倫や仲間の死、転居などを通し、だんだんと山崎さんは定年後の生活を楽しむすべをものにしていきます。

定年を迎えた人たちの生活をユーモラスに描いた小説です。
まだまだ定年は遠い未来のように感じていますが、今から準備していないと、俗に言う『濡れ落ち葉』や『粗大ゴミ』状態になってしまうのでしょうかね。
気をつけましょう、笑。