あさのあつこ 『バッテリー 4』2006/03/24

横手中3年生との非公式試合は、横手の監督に見つかってしまい途中で中止になってしまいました。
この試合中、キャッチャーの豪が巧の球を落とすということがあり、豪が自分の球を捕れないと思った巧は思い切った球を投げられなくなります。
どんな球でも豪が受け取ってくれるという、そういう信頼感があったらこそ巧は思いっきり球を投げられたのです。
豪にとって巧が彼に取れると思う球しか投げてこないということは屈辱でした。
自分に対する巧の裏切りだと思います。
そのため横手との試合以降豪は巧とバッテリーを組もうとしなくなりました。
しばらく様子を見ていたのですが、業を煮やした監督は巧に他の子とバッテリーを組むように言います。
おまえは7割の力で投げても充分通用するからと。
二人の様子を心配した友人達は一計を案じます。
一方横手中の方は、再試合を計画します。
さて豪と巧のバッテリーはどうなるのでしょうか?