あさのあつこ 『バッテリー 3』2006/03/22

事件の後、やっと野球部が練習できるようになり、監督が一番最初にやらせたのが、レギュラーと1、2年生の試合でした。
結果は1、2年の勝ちで終わります。
監督は野球部に対し不信感を持っている校長に野球部の力を見せるために、強豪チーム横手と試合をしてみせると言います。
学校で正式に試合を申し込んでも無視されるということを知ったキャプテンが、横手のキャプテンに巧の球を打ってみろとたきつけて本気にさせます。
巧の球に闘志をかき立てられた横手のキャプテンが正式な試合という形はとらないで、引退したレギュラーたちを集めてくれ、非公式な試合が出来ることになります。

野球を通して少年が成長していく様子が手に取るように分かります。
日常生活でこのように自分の感情を分析したりはしないでしょうが、もし文字で表したらこうなるでしょうね。そう思わせられました。