我が子は東大へ?2006/03/21

「アエラ」今週号を見て、驚きました。
世の中の親はそんなに自分の子に東大に入って貰いたいのですか?
記事の題名をあげていくと、『子育てとコストと工夫ー東大、京大合格の親子141組調査で分かった難関突破までの知恵』、『「全県1区」右代表 日比谷高の成功度」、『東大合格公立日本一 岡崎高の勉強法初公開』、『東大脳は食事でつくる』。
空恐ろしくなりました。
こんな記事を読んで、その気になった親に育てられる子ってどうなるの?
これからの日本は上流と下流の二層化が進むという説もあるけれど、この記事に書かれていることをできるには、それなりのお金と手が必要です。
それほどまでにして東大に子供が入ることがいいことなのでしょうか?

日比谷高校では、「学年数プラス2時間」の自学・自習の習慣ずけを図っているそうです。
クラブをして6時ぐらいに家に帰ってきて、それから勉強を3時間~6時間やるとしたら、一体何時に寝るのでしょうか?
よい大学に入ることが悪いとはいいません。
そういう大学に入った方が、将来の職業を考えたときに、選択の範囲が広がると思います。
そういう意味で、できるだけいい大学に入った方がいいよ、とは若い人に言うでしょう。
でも、なんのために入るかではなくて、入ることが目標になっているようで、入った後、目標がなくなったらどうするのでしょうかね。

今の時代は本当に10代の子にとって行きにくい時代ではないかと思います。ゆとり教育で学力が落ちたための揺り返しでしょうかね。